菊十二 ページ12
この幼子が私をこの世界に送った張本人?
「それは...本当なのですか」
「ああ、本当だよ。イズモくん」
さらに目を見開く。本当に不思議にこともあるものだ。僕は友達が少ない。教室ではいつも静かに本を読んでいたから。とってもありきたり。そのせいでよく名前を間違えられたり、忘れかけられたりもしたものだ。
だから、分かる人は少ない。
こんなもので信じてはいけないのかもしれないけれど、なんとなく。なんとなく、信じて、先ずは話だけでも聞いてみようと思ったのだ。
「分かった。信じるよ」
「!良いのかい?ボクは噓をついているのかもしれないよ?」
「噓など付いたならば斬ります。神であっても私は斬れるから」
「...怖い怖い。じゃあ、本題に入ろう」
神は頬に手を当て、やれやれだぜとでもいうように首を振る。
そして、話し出した。
「キミは覚えてないだろうけど___君と僕は一度会っているんだよ?
死ぬ寸前に______
***
短いよすまぬ。
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緑雨 - 応援しています (2016年12月11日 15時) (レス) id: 5e89d0674e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冬祁 | 作成日時:2016年12月10日 0時