― ページ3
こんぶ。ええと?なんの事だろう?呪霊のこと?と動きが完全に止まってしまっていると、
「呪霊についての説明!」
伝わらなかったことにしびれを切らしたのか女の子に怒られたような口調で言われ、かくかくしかじかこの呪霊について私が分かることを説明をしていく。
こっちの方も気になるところが沢山あるのにな…
話を聞いた女の子は目を丸くした。
「え、じゃあこれお前が特級呪霊にしたのか」
「そうらしいです」
「たっ、高菜…!?」
「不思議なこともあるんだな」
うん、と頷いたパンダの…一応先輩。
私からすれば響く低音で喋っている二足歩行のあなたの存在方がよっぽど不思議なのだが…。
「しかし、両腕が無い分攻撃力は低いか…?」
女の子が呪霊を見る目を難しそうに細める。
「いや、昨日手合わせした悠仁を…クラスメイト、を頭突きで数メートルぶっ飛ばしたので…そんなことはないかもです」
「マジか」
瞬く間に遠くに飛んで行ったあれは簡単にバカにできない威力だった。
「で、でも、私を悠仁の攻撃から守るためにしたみたいではあるんですけど、それは“訓練だから”とちゃんと説明したら反省したみたいで。
基本大人しいし、恵が言うには“攻撃されない限りはこちらに攻撃をしない”のであまり気にすることはないと…」
「いやいやあ、こっちが気にするって」
パンダ先輩が分かりやすく眉じりを下げて言う。
「しゃけしゃけ」
同意を表すように、襟長先輩も頷いた。
「まあいい。こっちも自己紹介をしよう」
ふう、と溜息に近い息を小さく吐いてから私の方を見据える。
「禪院真希だ」
…そ、それだけ!?と思っているとすぐ次に、
「明太子!」
元気に言ってはくれたが、明太子!で流石に全てを分かることは出来ないので、その隣のパンダ先輩が代わりに説明してくれる。
「えーと、コイツは狗巻棘。語彙がおにぎりの具しかない」
ツナマヨ、高菜、しゃけ、明太子。
言われてみれば確かに全部おにぎりの具だ。
言われてやっと気づいて、「ああ…!おにぎりの具かあ…!」とつい言ってしまった。
「っていや、語彙がおにぎりの具だけ……!?ですか?!」
943人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
reia(プロフ) - 加糖雪さん» ありがとうございます!(*^^*)もちろん、無断転載や改変などはしません! (2022年3月2日 17時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - reiaさん» 保存のみでしたらしていただいて良いですよ。画像の複製、改変、転載(複製や改変したものを含む)等は禁止しておりますのでご注意ください。 (2022年3月2日 17時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - souさん» souさんコメントありがとうございます!今後も番外編に挿絵描いてもらう予定なのでお楽しみに〜! (2022年3月2日 17時) (レス) @page32 id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - 加糖雪さん» 挿絵の保存って大丈夫ですか? (2022年3月2日 16時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
加糖雪(プロフ) - reiaさん» reiaさんコメントありがとうございます!挿絵はこれからも番外編にちょこちょこ入れる予定なのでお楽しみに…! (2022年3月2日 14時) (レス) id: 7edce3b0d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星藍 海 | 作成日時:2022年2月11日 2時