【カゲプロ】カノ「この孤児院には幽霊がいるんだって(ﾁﾗｯ」セト「えぇぇ!!!?(ﾁﾗｯ」キド「私じゃない!!!(ﾁﾗｯ」貴方「ﾎﾝﾄﾀﾞﾖヘ(・ω・*ヘ)〜」←

107号室から消えた少女 ページ4

ドアの音に肩を揺らす


キド「ただいま.....あれ修哉だけ？」

カノ「なんだキドか.....あ、聞いてよ僕達の他にも.....あれ？」

キド「誰もいないけど？」

そう本当に最初から誰もいなかった様に消えていた

カノ「あっれ？可笑しいなぁ.....確かに」



いたはずなんだけど、言葉の続きの言おうと思ったが止める


キドにもまだ名前を明かしてもらってないのだから
お互いさまであろう


なんてちょっとイタズラ心が芽生えた


キド「....どうしたの修哉？」

カノ「い、いや何でもないよ？」

キド「ん？なんで雨が降ってるのに窓が開いて.....」



まぁ、ばれた暁には【物凄いキドのパンチ】が飛んで来るだろうね
そんなことは今は考えないとして.....








〝また会おう〟と言ったあの子とは本当に会えるのだろうか？
なんと言ってもいつぞやの公園の少女にだって会えていない

おまけにその子との約束を僕は破ったのだ



それに正直に言うとあの時少女に泣かれない為に、
約束しただけであって.....



何故にOKしたのかよくわからない



本当に.....分からないことだらけだ





でも本当に会えたらもっと話をしてみたい.....！









.....かも←


キド「あ、修哉見てよ」
ふと窓を閉じようとしてたキドに声をかけられる

カノ「え、何？外になんかあるの？







うわぁ、これって.....虹!!?」

キド「うん、綺麗な虹」




〝.....いいなぁ私も見たいのだ〟


あ、さっきの少女の声だ。




.....だ!?

ｸﾙｯ
カノ「....やっぱりいないかぁ」

キド「ん？」

カノ「いや、何でもないよ」


まぁ、すぐ会えるだろうなぁ.....多分なんだけどね←







セト「た、ただいま！」

キド「あ、幸助見てよ。ほらっ」

セト「うわぁ!?こんな大きい虹見たの初めてです!!.....あ」


幸助が敬語を使った事に気がつかずキドは虹に興奮してた

キドの様子を見てほっとする幸助

その幸助とアイコンタクトをとった。そして、また虹を見る


初夏が近付く真っ青な空を【隠す】ように

所々薄汚れた雲は【欺き】

隙間からは太陽の零れる光が【盗み】見してる


その瞬間は、まるで僕ら３人のように見えた



.....思い返せばあまりにも大袈裟だったかもしれない

今の【メカクシ団】とはまた違った風景









〝大丈夫。また.....×××に逢えるなのだ〟

その時の僕はこの声には気づいてはいない

翌日の少年の話→←107号室に少女

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