夏祭り3 ページ28
ゆきside
ピンポーン
インターホンを押すとすぐに朔間さんが出てくる。
相変わらず私が来てくれるのが楽しみなのかインターホンを押すとすぐに出てくれる。
『お邪魔します。』
零「いつも礼儀正しいのう。」
『基本でしょ?』
零「毎日来ておるのに他人行儀じゃのう。」
『そうかな?』
零「まぁ良い、早速我輩の部屋まで来てもらうぞい。」
『うん。』
毎回、何よりも先に私から血を吸って吸い終わったあとに雑談をしたりお茶を出してきたりする。
ガチャッ
零さんの部屋の扉を開けるとすぐにベッドへ向かい、押し倒してくる。
零さんが慣れた手つきで胸元のボタンを1つ外していつも通り問いかけてくる。
零「飲んで良いかえ?」
返事は分かってるはずなのに毎回聞いてくる。
勝手にすればいいのにとか思っちゃう。
『いいよ』
了解の言葉を聞いた途端首筋を赤く長い舌で舐められて身体が反応してしまう。
『ひゃっ!んっ……そういうのいいから…』
零「くくくっ随分と感度が良くなったのう。」
『早く吸えば?』
零「そうさせていただくとするかのう。」
零さんが喋る度にかかる吐息がゾクゾクする。
ガブッ
『んっ………ひぅっ…んぁ……あっ……』
頭がふわふわしてきた。
気持ち良くて身体が跳ねる。
零さんが満足したところで口を離す。
そのあとは吸ったところをぺろぺろと舐める。
私はくすぐったくて身を捩る。
『零さっ、くすぐったい…』
零「んっ、すまぬすまぬ。」
そう言って首元から顔を離す。
まだ頭がふわふわしている。
零「相変わらず気持ち良さそうじゃのう。」
確かに私は気持ちいいが零さんはどうなんだろう。
『零さんは?』
零「ん?」
『零さんも吸う時気持ちいの?』
零「もちろん気持ちいいぞい!だから時々がっつき過ぎてしまうんじゃよ。」
確かに時々歯止めが効かなくなったようにがっつかれることがある。
あれは零さんも気持ち良くて歯止めが効かなくなった時だったらしい。
『良かった…私だけ気持ち良かったらフェアじゃないでしょ?』
零「くっくっく、そうじゃな。」
血を吸われて少しグッタリしていると元気になった零さんはベッドから降りて部屋を出て行ってしまった。
零「戻ってきたぞい。」
『何しに行ってたの?』
少し回復したのでベッドに腰掛けていた。
零「お茶を用意しに行っておったんじゃよ。」
『ありがとう。』
零「もう大丈夫かえ?」
私がコクリと頷くと私の手を取ってエスコートしてくれた。
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菜梨沙(プロフ) - こちらこそありがうございました! (2021年12月17日 22時) (レス) id: 599078c8b4 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 確認しました!ありがとうございました! (2021年12月17日 21時) (レス) id: 7d40fe1e08 (このIDを非表示/違反報告)
菜梨沙(プロフ) - 申請承諾させて頂きました。こちらこそよろしくお願い致します! (2021年12月16日 7時) (レス) id: 599078c8b4 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - たった今申請させていただきました!不束ですけど、よろしくお願いいたします! (2021年12月14日 23時) (レス) id: e5970c383e (このIDを非表示/違反報告)
リザ - こちらこそよろしくお願いいたします! (2021年12月14日 22時) (レス) id: eca4b22de3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこ | 作成日時:2021年12月5日 17時