UNDEAD3 ページ15
ゆきside
軽音部室に入ってすぐにあんず先輩を口説いてきた羽風先輩にめちゃくちゃビビった。
あんず先輩の後ろから少し部屋の中を見るとUNDEAD全員揃っていて私達が1番最後に来たことが分かる。
晃牙「いつもより遅せぇな。何かあったのか?」
零「そうじゃのう。いつもは誰よりも先に来ておることが多いから心配しとったんじゃよ。」
薫「そうそう。あんずちゃん中々来ないから帰っちゃうところだったよ。まぁ、朔間さんにめちゃくちゃ止められたけど。」
アドニス「確かにいつもより遅いな。」
あんず「すみません、新しくUNDEADに所属する子を迎えに行ってたので遅くなりました。」
私のせいで遅れてしまったことに少し罪悪感を抱きつつも緊張でガチガチになっている私にはそんなこと関係ない。
薫「えぇ〜このユニットただでさえむさ苦しい男ばっかりなのにまた増えるの〜?」
晃牙「ってか、そいつどこにいんだよ。」
あんず「私の後ろからついてきてるはずなんだけど…」
あんず先輩がクルっと振り返る。
しっかりとあんず先輩の真後ろにいる私を見て少し微笑み自己紹介を促す。
(どう考えたってこのユニット私が最年少…失礼の無いようにしなきゃ…)
恐る恐るあんず先輩の後ろから出て隣に並んだ。
『1年A組の小桜ゆきです。本日からUNDEADに所属することになりましたよろしくお願いします!(ニコッ』
今日からアイドルなのでとびっきりのアイドルスマイルで自己紹介をした。
お辞儀をして顔を上げると深紅の瞳を大きく見開いて驚いている零さんが私の目に映った。
(零さん生徒会長から何も聞かなかったんだ…っていうか昨日の質問も本当になるとは思っていなかったって感じかな?)
あまりにも零さんが驚いた顔をするものだから緊張が少し緩んで笑ってしまった。
『ふふっ』
薫「えっ女の子?っていうか急に笑ってどうしたの!?」
『いえ、零さんがあまりにも驚いてるから緊張が解けてつい。昨日、言った通りでしょ?よろしくね零さん。』
零「くっくっく。本当にUNDEADに来るとは可愛いのうゆき。」
薫「ゆきちゃんって1年生だけど朔間さんのこと下の名前で呼んでるじゃん!3年の俺でも苗字だよ〜。前からの知り合い?」
『まぁ、零さんとの関係のことでアイドルになってしまったので知り合いというかなんというか…』
零「ゆきがアイドルになったのは我輩が原因かえ?」
昨日は回りくどい言い方をしてしまい詳しく零さんに説明していなかったことを思い出した。
キリが悪くてごめんなさい!By作者
108人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜梨沙(プロフ) - こちらこそありがうございました! (2021年12月17日 22時) (レス) id: 599078c8b4 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 確認しました!ありがとうございました! (2021年12月17日 21時) (レス) id: 7d40fe1e08 (このIDを非表示/違反報告)
菜梨沙(プロフ) - 申請承諾させて頂きました。こちらこそよろしくお願い致します! (2021年12月16日 7時) (レス) id: 599078c8b4 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - たった今申請させていただきました!不束ですけど、よろしくお願いいたします! (2021年12月14日 23時) (レス) id: e5970c383e (このIDを非表示/違反報告)
リザ - こちらこそよろしくお願いいたします! (2021年12月14日 22時) (レス) id: eca4b22de3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちょこ | 作成日時:2021年12月5日 17時