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ページ27

「………」

芥川龍之介
「何だ」
ちょこまかついてくる貴女が気になって仕方が無い。
眉間に皺を寄せた彼が、不機嫌そうに問う。
歯切れの悪い言葉を漏らす貴女に、大したことでは無いだろうとその場を後にする。
その一部始終を見ていた中也に、「阿呆か芥川テメェ!!抱擁の一つでもしてやれねぇのか!!」
と迫られ、急いで向かう。

中原中也
「……ん?如何したよ?」
分かってて云わせたいタイプの人。
優しいほほ笑みを浮かべながら、貴女を見つめる。
『あ、あの…えっと』
モジモジする貴女に庇護欲がむくむく。
堪えきれなくなって、強く抱き締めると幸せそうに笑う貴女。
その笑顔は何時までも自分が守る。

森鴎外
「まるで雛鳥の様だね」
紅茶を一口飲んでから、とんとんと隣のソファを叩く。
大人しくそこに座ると、
「少し、意地悪をし過ぎたかな」
優しく輪郭を撫でられて、接吻が降ってくる。
「…ふふ、紅茶の味がしたかい?」

坂口安吾
「何かの遊びですか?」
休みの日に、ただひたすらダラダラして過ごそうと決めていた彼は不思議に思う。
ベッドに横たわっていた彼に、思い切って抱きついてみる。
「おわっ」
ちらりと見えた貴女の耳が真っ赤で、自然と頭に手が伸びる。
理性が勝ち休息を得られるか、それとも、

フョードル・ドストエフスキー
「そう云えばこの書類もでしたね」
気づいてるのに気づかない振りをして、反応を楽しんでいる。
痺れを切らした貴女が、後ろから抱き締めると、待ってましたと云わんばかりにくるりと形勢逆転し、貴女を棚に追いやる。
「お望みはこれですか?」
不敵な笑みを浮かべながら、この仕事は後で回そうと考える彼。

*童話パロ 貴女がガラスの靴を落として急いで帰った→←*構ってほしいものの、恥ずかしさで彼の後ろをついて回った



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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - 零さん» だいたいそんな感じの意味です!これって、方言なんでしょうか…?笑 (2022年9月2日 13時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
- あんぽんたんって、バカって意味ですか? (2022年9月2日 9時) (レス) @page23 id: 7039285392 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - りさん» 受け付けました!お時間いただきます! (2021年8月28日 9時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もちのあじさん» 承知致しました。何時も明るい夢主の目に光が入っていなくふらふらとした歩き方をしている所を文豪が目撃したらというお話もお願いします、リクエストを何度もお願いしてしまい申し訳ございません。 (2021年8月28日 0時) (レス) id: cf64f53297 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - 楸 弓さん» 受け付けました!リクエストが溜まっているので、少々お時間を頂きます! (2021年8月22日 20時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2020年6月21日 22時

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