真夜中の執事。【あんスタ】

▼26話 ページ27

瀬名泉side









お嬢さまがご飯を食べ終わり、自室に入ったとゆうくんから聞いて俺はある人に電話をかけた









泉「もしもし、──くん。今暇？」









？「おぉ！セナか！どうした、どうした！」









相変わらず声のでかい奴·············









泉「──くんにお願いが──────」









？「待って！今、セナの言おうとしていること考えるから！」









泉「··············一回、お嬢さまと会ってほしいの」









？「あぁ！なんで言っちゃうんだよ！」









泉「待ってたら時間の無駄でしょ？それでいつ空いてる？」









？「そうだな···········？ちょっと待ってろ！」









そう言い、──くんは携帯の投げたのかドンッと落ちる音が聞こえた









？「今週の金曜日なら仕事がないからいいぞ！」









泉「わかった、ちゃんと四人連れて必ず来てよね。地図は送っておくから」









？「大丈夫だ！おれたちもお姫さまに会いたかったし必ず来るよ！」









泉「お姫さまって────アイツそんなに可愛くないと思うけど··········」









？「素直じゃないな！大好きなくせに！だから騎士をやめて執事になったんじゃないのか？」









泉「そうかもね············」









あの時に俺の我が儘を聞いてもらえたから今、お嬢さまの隣にいることができる。そう考えたら俺って幸せ者だよねぇ··················我が儘を聞いてもらえない人なんて沢山いるのに









？「それじゃあ、おれは！」









泉「悪かった、本当は忙しいのに電話に出てもらっちゃって。でも久々に声が聞けてよかったよ。おやすみ、"れお"くん」

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