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其の七十五 ページ26

in探偵社

先程までソファに寝っ転がり、ヘッドフォンから何か(・・)を聞いていた太宰が、突然ぱっちりと目を開け、音もなく外へ出ていった。

国「……あれ…?」

in路地裏

Aside

貴「…へぇ」

乱射された銃弾を受け止めたのは___

谷「ぁ………ッ」

ナ「兄様……大丈…夫?」

妹だった。

貴「なかなか良い反射神経……か。」

谷「ナオミッ!!」

力なく崩れた妹を支える兄。

悲しいメロディーが流れてきそうだ。

人虎の方もへたり…と地面に座り込んだままだ。

腰が抜けたらしい。

兄の方は焦り、止血帯はないかと聞く。だが持ってきているはずもなく。

谷「い、医務室まで運ばないと!
敦くん、足持ッて……」

樋「そこまでです」

冷たい銃の音がし、樋口が銃口を兄へ向ける。

樋「貴方が戦闘要員でない事は調査済みです。
…健気な妹君のあとを追っていただきましょうか」

瞬間、兄の纏う空気が変わった。

谷「あ?

チンピラ如きが……
ナオミを傷つけたね?

『細雪』」

雪……か?

嗚呼、異能か……

谷「敦くん、奥に避難するんだ。
……こいつはボクが
殺す」

手当り次第に樋口が銃を乱射するが、映像のように其れは消える。

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , ポートマフィア   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:さくらもち | 作成日時:2018年9月9日 21時

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