ストーカー？嫉妬？お付き合い？！【安室透】

初ポアロバイト ページ48

貴「今日1日よろしくお願いします！」

安室「はい、接客の方も料理の方も問題なかったのでいつも通りで大丈夫です」

貴「はい！分かりました、頑張ります」ﾆｺｯ



安室「…////。い、今の笑顔はあまり僕以外には見せないでください…」

貴「？？」




変な顔だったのだろうか…





安室「では開店しますね」

貴「はーーい！」









ーーーーーー



仕事をしていたらもう3時ぐらい


女子高生が安室さんとキャッキャウフフしてるのを私はずっと聞いていた




女子高生「あむぴ！今日もかっこいいねー//」

女子高生「ねー！！こんなイケメンが彼氏だったらなー///」


安室「あははっ…」


女子高生「そういえばあの女初めて見るー」

女子高生「それな！ねぇ、あの人誰〜？」


私のことだろうか…


安室「あの方は今日1日だけ梓さんの代わりにバイトしてくださっているAさんですよ」


女子高生「へぇー、安室さん目当てじゃなーい？」

女子高生「それ、思った」


貴「……」


が、我慢…
女子高生なんてこんなものだよ！

それにこんなことで怒るなんて…大人げないったらありゃしない！


安室「彼女は僕が呼んだんですよ｡余り悪く言わないでください」


女子高生「あむぴがぁー？」

女子高生「嘘でしょ！？」



男「ウェイターさん！」

貴「へ？あ、はい！」



女子高生「何あれ」

女子高生「だっさーww」


安室「………」


女子高生「あむぴー、怒ったら？少しは反省すると思うよ？」



貴「ご注文をどうぞ」

男「Aちゃんで！」


は？何言ってんの？


貴「え、えと…」


男「だからAちゃんって言ってんだよ」


男は私の腕を掴み顔を近づける



貴「ひゃっ…」









嘘でしょ…



元カレにも、他の男にも、ましてや親にも弟にも
あげなかった







私の初めてのキス…






この人に取られちゃうの？！


どんどん近づいてくる顔

逃げようにも逃げれなくて…








後ろからはゲラゲラとしている

女子高生達の笑い声
























安室「あの。」


男「あ？なんだよ」





気づくと安室さんに腕を掴まれていた





安室「Aさんに触らないでくれます？汚れるので…」

男「てめぇ、それが客に対する態度かよ！！」


安室「痴漢行為は犯罪ですよ…？」

男「ｸｯ……」



男は逃げるように店から出ていった





貴「あ、ありがとうございます…」


安室「気をつけてくださいね」



なによ、冷たいな…





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