【黒バス】狐ノ婿入り【ヤンデレ】

6雨 ページ9

＊




『ここは？』




私は、ある野原に来ていた 何処を見渡しても全て野原だった




そして雨が降っていた




私は自分に視線を移すと服装が違っていた




赤色のとても綺麗な着物、髪には簪



私は、紅い傘をさし 当てもなく歩く




「A…」



『！！』



誰かに名前を呼ばれ、辺りを見渡す けれど誰もいない




でも今の声は、古橋だ




間違いなく古橋だ




『古橋？』




私も名前も呼ぶ けれど返事はない



私は、また歩く…




そしていつの間にかあの神社へと着いた




階段を上がり、赤い鳥居をくぐる





するとそこに誰かがいた




『誰？』




そう聞くとその人は私の方に向いた




『古橋！』




古橋だ、私は古橋に歩み寄ろうしたけど、何故か行けなかった




「……」



『古橋？』




古橋は、ただ私の方を見ているだけ




すると雨が一気に激しくなり、雷も鳴った




『きゃッ！』



雷が近くに落ち、ビックリした



「A＿＿＿＿__」



え？何？名前だけ聞こえたけどそのあと言葉だけが聞こえなかった



すると雷が落ち、光が私を包む




もう一回古橋の方を向く






古橋はただ笑っていた




『はッ』




夢か…





でもなんかリアルな夢だった





その時私は気付かなかった 夢の中で付けていた簪があることを……

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