4雨 ページ6
*
「おー、また派手にやったね〜」
「原か___何の用だ?」
突然後ろから話しかけられ、振り向くと原が立っていた
こいつも普通の人間ではない
俺と同じ分類に入るが狐ではない
こいつは、あの世の住人なのだ
けれど今は現世で俺と同じ高校 同じ男バスに所属している
まあ、男バススタメン俺を含めての5人は普通の人間ではないのだから_____
原は、もうあいつらが消えて無くなった時に来たのだろう
「しっかし すごい悲鳴だったな〜」
「周囲には聞こえないようにしてたんだが?」
「俺を舐めないでよ、地獄耳なんだし それに聞こえないようにしても俺たちには、聞こえるんだからさー」
原は、ケラケラと笑いながらそういった
全くこいつは、調子のいい奴だ
「それにしても、これで何人目だよ?__したの?」
「知るか、そんなの一々数える訳ないだろ」
「ああそうだよね それにしても数え切れない程Aのために人を__すなんて 惚れた弱みってやつかね〜」
原は、ハクの頭を撫で石段に座り空を眺めていた
俺は、隣に行き同じように空を眺める
やはり、日を見るより、雨の方が好きだ
「言っておくが、原 Aに手を出したらいくらお前でも排除するぞ?」
小刀を原に向け、そう忠告した
原は、怯むことなくただただ笑っていた
「わかってるよ、そんな事 古橋がAにどれだけ惚れ込んでるかなんて けど俺を殺しても無意味なんだけどね〜」
「そうだな、お前を殺した所でお前は死なないもんな」
「そうそう」
俺は、原から視線をそらし また空を眺める
この雨は、いつまでも降り注いでいたのだ
まるで何かが起きるように______
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MAI - 凄くおもしろかったです。更新頑張って下さいね♪ (2014年12月6日 19時) (レス) id: b896a839ae (このIDを非表示/違反報告)
白黒ぱんだ。(プロフ) - シロクロドロップさんのホラー作品めっちゃ好きです(-^〇^-)新作楽しみにしてます(*´∀`) (2014年11月24日 19時) (携帯から) (レス) id: 7f092a808d (このIDを非表示/違反報告)
マナミ - とても面白いです!!!これからも頑張って下さい^^ (2014年11月18日 21時) (レス) id: 073e697878 (このIDを非表示/違反報告)
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