検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:24,571 hit

4雨 ページ6





「おー、また派手にやったね〜」



「原か___何の用だ?」



突然後ろから話しかけられ、振り向くと原が立っていた



こいつも普通の人間ではない



俺と同じ分類に入るが狐ではない



こいつは、あの世の住人なのだ



けれど今は現世で俺と同じ高校 同じ男バスに所属している



まあ、男バススタメン俺を含めての5人は普通の人間ではないのだから_____




原は、もうあいつらが消えて無くなった時に来たのだろう


「しっかし すごい悲鳴だったな〜」


「周囲には聞こえないようにしてたんだが?」


「俺を舐めないでよ、地獄耳なんだし それに聞こえないようにしても俺たちには、聞こえるんだからさー」



原は、ケラケラと笑いながらそういった



全くこいつは、調子のいい奴だ



「それにしても、これで何人目だよ?__したの?」


「知るか、そんなの一々数える訳ないだろ」


「ああそうだよね それにしても数え切れない程Aのために人を__すなんて 惚れた弱みってやつかね〜」


原は、ハクの頭を撫で石段に座り空を眺めていた



俺は、隣に行き同じように空を眺める



やはり、日を見るより、雨の方が好きだ



「言っておくが、原 Aに手を出したらいくらお前でも排除するぞ?」


小刀を原に向け、そう忠告した


原は、怯むことなくただただ笑っていた


「わかってるよ、そんな事 古橋がAにどれだけ惚れ込んでるかなんて けど俺を殺しても無意味なんだけどね〜」


「そうだな、お前を殺した所でお前は死なないもんな」


「そうそう」



俺は、原から視線をそらし また空を眺める






この雨は、いつまでも降り注いでいたのだ






まるで何かが起きるように______

5雨→←3雨



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

MAI - 凄くおもしろかったです。更新頑張って下さいね♪ (2014年12月6日 19時) (レス) id: b896a839ae (このIDを非表示/違反報告)
白黒ぱんだ。(プロフ) - シロクロドロップさんのホラー作品めっちゃ好きです(-^〇^-)新作楽しみにしてます(*´∀`) (2014年11月24日 19時) (携帯から) (レス) id: 7f092a808d (このIDを非表示/違反報告)
マナミ - とても面白いです!!!これからも頑張って下さい^^ (2014年11月18日 21時) (レス) id: 073e697878 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シロクロドロップ | 作者ホームページ:紅いマフラー  
作成日時:2014年11月2日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。