聖闘士星矢secandシリーズ短編集 (ページ40)

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舞踏会にアルバフィカリクページ40

それはいきなりのことだった

『アルバちゃん？今なんて？』

「教皇の名により冥闘士討伐命令が出た」

『いや、そこじゃなくて、その前』

「もぅ言わんと言っただろう！？」

『いや、でも確認しときたい…聞き間違いがいいな』

「冥闘士がスペインの方角にいるという情報だ…それで教皇様は，御曹司､シルバー氏の屋敷から力が強いと言ったのだ…それで…シルバー氏が開催する舞踏会に参加し、調査しろとのご命令だ」

教皇様…この人､人に接触されると手を叩く傾向ありますけど！私はもぅされて無いけど

それも人を寄せ付けない人ですよー！

「で、一緒に行くことになったの？私」

『あぁ…』

あまり乗り気ではない２人

それもその筈アルバフィカは，人との接触を避ける猛毒の血の聖闘士

Aは，華やかなところを嫌う聖闘士

この二人は，なんだかんだで付き合っているのだ

アルバフィカは，Aだけしかちゃんと触れない

それで教皇は，Aをパートナーにしたのだろう

『教皇様のご命令なら仕方がないわね。アルバちゃん…頑張りましょ』

「いいのか？」

『えぇ、アルバちゃんのためなら頑張れる…』

「すまない…」

『それでいつ出発なの？』

「明日だ」

『また、急ね…』

「あぁ…だがAと一緒でよかった…」

フッと笑うアルバフィカ

それにつられて笑うA

『アルバちゃん､今は血のことを忘れて…』

スッと影が重なる

「私は，やはりお前が愛しい…」

『ありがとう…アルバちゃん』