第34話 行動 ページ37
桃井SIDE
Aくんが見えなくなったくらいの所で、
____私は決心して、保健室に入った。
「桃井!?何故ここに、話を聞いていたのか?」
赤司君がいち早く私を見つけ驚いたような声を上げる。
「ゴメンなさい、結構最初から居たの・・・それよりも!
ミドリン、今の話、どういう事?Aくんは女の子だったの?」
私はもう、彼、いや、彼女の事でパンクしそうになっていた。
「桃井、煩いのだよ、お前はAと知り合いだったのか?」
なんだか仲良しそうに見えたけど。
「・・・オレの存在空気化してるー。」
『あっ!』
「紫原、確かにそうだが今のタイミングは流石に駄目だと思うぞ。」
赤司君が冷静に突っ込む。
「・・・えっと、ゴメンねムッ君!お菓子買ってあげるからね。」
「子供かっ!!」
続いて冷静に突っ込むミドりん
「いぇーい、ありがとー。」
「おいっ!」
何か・・・ムッ君って和む。
「はぁ、話を戻すのだよ、桃井、オレとAは幼馴染だ。」
成程、私と大ちゃんみたいな感じかな?
「そうなんだ・・・。私は小学生の頃、
青峰くんと私とAくんで一回だけ一緒にバスケしたんだ。」
その言葉に、ミドりんとムッ君は一瞬目を見張った。
「中学入るまで、Aはバスケが好きでは無かったはずなのだよ。」
・・・大ちゃんに誘われた時心成しか嬉しそうだったけど?
嫌いじゃないのに好きでもないの?
赤司君も気になったのか、
「バスケが“嫌い”な訳では無いのか?」
と、尋ねた。
「うん、“嫌い”になれないけど“好き”になれないんだって、訳分かんないよね。」
確かに分からない、どういう事だろう?
「成程・・・な。」
一人で納得している赤司君、ますます分からない。
「よし、今日燈咲の家に行ってみよう。皆は来れるか?
確か、燈咲は一人暮らしだったはずだからな。」
今日は、特に用は無かったし・・・。
ていうか、なんで赤司君が一人暮らしって知ってるんだろう?
・・・まぁいっか?
「ねえ、大ちゃんも連れて行っていい?」
何故か、私は大ちゃんも連れて行くべきだと直感した。
「青峰か?本人が了承したら連れて来ればいい。」
「うん、わかった!」
____そう言って私は第一体育館に駆け出した。
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ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» 了解☆これからよろしくヾ(=^▽^=)ノ (2013年10月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» それじゃあハムさんで!(`・ω・´)こちらもタメでいいです! (2013年10月17日 6時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» こちらこそ!あと呼び捨て&タメでOKです/// (2013年10月16日 15時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» 有難う御座います!友希大歓迎です!宜しくお願いします!!仲良くしてください! (2013年10月16日 12時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - 絢季さん» 楽しんで頂けて幸いです!更新頑張ります! (2013年10月16日 11時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪ノ姫 | 作成日時:2013年8月5日 22時