第32話 秘密 ページ35
「『どうして倒れた?』か。残念ですけど答えられません。」
そう言うと彼は少し不満げに顔を顰めたが、
「ふーん、それじゃあ、俺が退室して、緑間と紫原になら話すのかい?」
とうまい具合に切り返す。
「・・・俺達にも話せない?」
未だに心配そうに僕を見つめる敦と真太郎に少し罪悪感を覚えながらも、
僕はきっぱりと言い切った。
「御免なさい敦、真太郎、キミ達にも言えません。」
コレばかりは教えられない。
「じゃあ、一つだけ質問させてくれ。『もう笑わないから、許してっ』と言っていたが
また、知らないうちに嫌がらせに遭っていたのか?」
真太郎は、本当に痛いところを突いてきますね。
「遭っていません、あれ以来、皆が僕を恐怖の対象として、
そんな事しなくなったのは敦と真太郎が良く知っているでしょう?」
二人は思い出すように頷く。
「その事に関しては“今夜”誰かが知ることになるんですよ、
知れない人も“皆”が集まったら、僕は話してあげますよ。」
そう言って徐にベットから立ち上がり、保健室のドアに手をかけた。
「ま、まて!皆とは誰なのだよ!」
「・・・真太郎、質問は一つそうでしょう?」
僕はそう言い残し僕は家路についた
_______論争を桃色の少女が聞いているとも知らずに。
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ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» 了解☆これからよろしくヾ(=^▽^=)ノ (2013年10月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» それじゃあハムさんで!(`・ω・´)こちらもタメでいいです! (2013年10月17日 6時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» こちらこそ!あと呼び捨て&タメでOKです/// (2013年10月16日 15時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» 有難う御座います!友希大歓迎です!宜しくお願いします!!仲良くしてください! (2013年10月16日 12時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - 絢季さん» 楽しんで頂けて幸いです!更新頑張ります! (2013年10月16日 11時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪ノ姫 | 作成日時:2013年8月5日 22時