第26話 恐怖 ページ29
久しぶりに会った幼馴染は、更に可笑しな方向に進んでいた。
最近はお互い部活が忙しく、暫く会ってなかったが・・・。
その間に何が在ったのだろうか。
「お久しぶりですね真太郎、活躍は三軍でも耳にしますよ。」
「ふん、当然なのだよ、それよりもA、そろそろ一軍に来い!
一軍の方が人数も少ない、人見知りのAでも、こっちの方がきっと居やすいのだよ。」
彼はお誘いに来たみたいです、でも、
「面白い少年を見つけたんですよ。その人と、彼と一緒にバスケがしたいんです。
あと、一軍の赤司君が苦手なので・・・行きたくないです。」
そう言うと真太郎は何かショックを受けてるような顔になった。
「むっ!?オマエが人に対してのハッキリとした苦手意識があったのか?」
・・・真太郎、それ、何気に失礼です。
「幾ら僕でも傷つきます。」
「・・・すまない、いじめっ子が来ようと嫌われ者が来ようと誰に対しても同じ態度だったからな。
ちゃんと心から笑ったのなんて卒業式くらいだろう。」
・・・よく見ていますね。
____《笑う》ですか。
「何ヘラヘラ笑ってんのよ、気持ち悪いわ!」
「邪魔なのよ。____消えて頂戴。」
「___そんな薄汚い顔、こっちに向けないで!」
_____アンタナンカ必要無イノヨ
突然に殴られる光景がフラッシュバックする。
ナンデ?
今までそんなの無かったのに
如何シテ?
ナンデ?
タスケテ、助ケテ
モウ、笑ワナイヨ
チャント消エルヨ?
ダカラ__________許シテ下サイ
誰カ・助ケテ
________________モウ・・壊レソウダ
「おい?A!如何した?おい!」
僕の異変に気づいた真太郎が声を掛けたが
もう_______遅かった。
肩に置かれた手で恐怖に堕ちる。
「ぃっ嫌だああああああぁぁ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、
もう笑わないヨ、ダカラ、お願いだから許してえええええぇぇ。」
僕の心は《前世の記憶》の恐怖に包まれた。
「どうしたんだ!おい!A!!A〜〜〜〜〜!」
真太郎の必死に呼びかけいる声が、遠くで聞こえた気がした。
闇が僕を飲み込む・・・
________僕はそのまま意識を閉ざした。
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ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» 了解☆これからよろしくヾ(=^▽^=)ノ (2013年10月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» それじゃあハムさんで!(`・ω・´)こちらもタメでいいです! (2013年10月17日 6時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» こちらこそ!あと呼び捨て&タメでOKです/// (2013年10月16日 15時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» 有難う御座います!友希大歓迎です!宜しくお願いします!!仲良くしてください! (2013年10月16日 12時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - 絢季さん» 楽しんで頂けて幸いです!更新頑張ります! (2013年10月16日 11時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪ノ姫 | 作成日時:2013年8月5日 22時