【黒バス】転生少女とキセキの光 (ページ3)

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第Ⅰ章　　第１話　転生ページ3

＿＿＿＿私はどうしたんだっけ？

真っ暗で一寸先も見えない場所に立ち尽くす

之ガ死トイウモノ？

ちょっとした悲しみと共に

あの日々との別れを安堵した自分がいた

「随分悲しい一生だな。」

暗闇から聞こえた声

少しの畏怖そして何故か安堵感があった

「･･･誰ですか？」

「僕･･･か？胡散臭く聞こえるだろうが人々が神と崇める者だな。」

…胡散臭い

「はぁ、それで何か御用ですか神様？」

でも、此処に居るのは彼の所為だとカンが言っているので、流れに身を任せる。

あまり信じられないと思っていたのか彼は少し目を見張ったが、

そのまま話し始める。

「率直に言う。お前の一生は早すぎた、だから転生をしてもらう。」

嫌だ、と言おうと思ったが止めた、

もう、決定事項だという事くらい言い方で気づいたからだ。

＿＿＿＿＿＿神様も勝手なものだ、とため息を吐く

「まあ、肩を落とすな、次はお前の好きな『黒子のバスケ』の世界へ転生トリップなんだ。」

少し嬉しくなった私は目を輝かせた。

「本当ですか！？」

その様子に、ちょっと呆れたように笑う彼。

「オマエはキセキと同学年で生まれてくる、体力と知力も上がる、但し前世の記憶も残る。」

まるで、最強である。

ちょっと余計なお世話だ、でも、

「有難うございました。」

私は、久しぶりに素直な感謝の言葉を述べた。

そうして私の意識は消えた。

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脈打つ胎動と大きな声

痛みと開放感。

「おめでとうございます。立派な女の子ですよ。」

私は新たな生命として誕生した。

精神的に大人になりつつある私は、泣くことが嫌で、

だけどそれの所為で大人に多くの心配をかけた。

そして、赤ちゃんという何も出来ない時代が終わり、

３歳、幼稚園入園

そして何も無いまま時は過ぎ５歳

そこで私は本気でトリップしたんだと認識した。

「新しいお友達がきましたぁーご挨拶してねぇー！！」

「･･･みどりましんたろうです、よろしくおねがいします」

少し恥ずかしそうに挨拶する彼。

綺麗な緑色の髪と瞳がよく周りの目を引いた。

私は友達とは遊ばずに、一人で本を読む大人しい子だと認識されていた。

周りとは違う雰囲気で浮いていた私は、何故か彼とよく話しをしていた。