第12話 幸セ ページ14
「一人暮らしがしたいです。」
そう言った瞬間、
母は驚きのあまり食器を落としそうになった。
父は悲しみのあまり絶叫した。
母さん、デジャブ・・・。
「なな、何故に!?ドウシテ!?反抗期?
・・・・・もしかして、と、とっ父さんが嫌いになったのか!?」
父の悲痛な声が響く。
「いいえ、そういう訳じゃ無いです。えっと・・・。」
≪家庭が怖い≫なんて言える訳も無い。
そんな事言うなんて親不孝だ。
こんな優しさに溢れた家庭に転生させてもらえて、
幸せだけれども・・・
___どうしても優しさに慣れない。
前の世界との違いに戸惑う
優しさに触れ合うのがコワイ。
「・・・わかったわ、一人暮らしをさせましょう。」
お母さんが賛成してくれた。
お父さんは『親離れが早すぎるー!!』とか騒いでいたけど、
____認めてくれた。
本当に、僕には勿体無いくらい素敵な母親と父親だとおもう。
「有難うございます、父さん母さん!」
僕は精一杯の感謝を籠めて言った。
____満面の笑顔で
「うおおおおお!!わが娘が笑ってるぞ!!しゃ、写真だ!母さん!」
ちょっと、幸せなシーンに残念なお父さんの声が響く。
でも、お母さんも便乗してるし・・・
僕は少し呆れたように、
だけどもう一度、
作り物じゃない本物の笑顔で言った。
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________ありがとう
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ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» 了解☆これからよろしくヾ(=^▽^=)ノ (2013年10月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» それじゃあハムさんで!(`・ω・´)こちらもタメでいいです! (2013年10月17日 6時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
ハムスター(プロフ) - 雪ノ姫さん» こちらこそ!あと呼び捨て&タメでOKです/// (2013年10月16日 15時) (携帯から) (レス) id: 8951343a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - ハムスターさん» 有難う御座います!友希大歓迎です!宜しくお願いします!!仲良くしてください! (2013年10月16日 12時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ姫(プロフ) - 絢季さん» 楽しんで頂けて幸いです!更新頑張ります! (2013年10月16日 11時) (レス) id: 86d570a1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪ノ姫 | 作成日時:2013年8月5日 22時