太陽と月の恋事情【あんスタ】

あんず×スバル ページ17

あんず side




ある空き教室に、スバル君と二人きり。




私達には、ある悩みがあった。




お互い言い合う暇もなく、ここまで持ち越して来ちゃったけど。




やっぱり、見て見ぬ振りなんてできない。




それで今日、ここに集まった。




二人だけで話そうって、予約もつけて。




ここなら、スバル君以外誰にも聞かれることはない。




あんず「……あのね、スバル君。

聞いてほしいんだけどさ………」




普段自由奔放なスバル君ですら、真剣に聞いている。




今何を言っても、きっとスバル君は責めないはず。




ちゃんと真面目に聞いてくれるはず。




そう信じて、口を開いた。




　




　




　




　




　




　




　




　




　




あんず「……最近真緒君とAのいちゃつきが足りないと思うの！！！！」




明星「だよねだよね！やっぱり思う！？」




あんず「思う思うすっごく思う！

いやね？普段は普通でもたまにはお互いのデレとかあってもいいと思うんだよ。

それすらないってどういうこっちゃねん！」




ﾀﾞｱﾝｯと強く机を叩く。




痛い。




でもそんなことどうでもいいの。




私は……ううん、私達は、あの二人のいちゃつきが見たいの！




見て和みたいの！！




あんず「そこで！私がある計画を立てました。

もっと二人の距離を縮めるためのね！」




明星「え、何々！？」




あんず「ふっふっふ……それはね、




ズバリ！遊園地のダブルデートよ！！」




明星「おお〜！遊園地って、あのキラキラしてるところでしょ？」




あんず「えっ……あっうん、ソウダネー。」




何がキラキラ……？(困惑)




まあいいや。




あんず「とにかく！二人にはもっと欲を持ってほしい！

そしていちゃついてほしい！

だから、それを私達はフォローするの！」




明星「じゃあ、俺がサリーを誘うから、あんずはクッキーを誘って！」




あんず「言われずとも！

ダブルデートってことは言ってもいいけど、計画に関しては一切言わないこと！いい？」




明星「オッケー！」




ああ……




悩みが晴れた。(しみじみ)









結論：二人して真緒×Aのカップルセコム

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