自由人 3 ページ5
時は、一ヶ月前に遡る。
私はいつものように、学校から帰った後にバイトに行った。
『こんにちはー。
今日もお美しいですね、店長!』
店長「こんにちは。懲りないわね、Aちゃん。
早速だけど、あそこのテーブルの人達がうるさくて周りが迷惑しているの。
注意してもらっていいかしら?私は自分の仕事があるからいけなくて……」
『わかりました!行って参ります!』
店長の美貌を目にしたところで、指定された席に近づく。
………人数多くね?
八人もいるように見えるんですけど!?
見たところ、男子四人に女子四人。
その内男子は全員うちの高校の人。
……店長の言う通りめっちゃうるさい。
主に女子。
逆ナンってやつ?めんどくさいな〜……
だが私は諦めん!
店長のため!ついでになんか困ってる男子四人のために!!
行け!私ーーーーっ!!
『……あの、すみません。
周りの人の迷惑になりますので、もう少しお静かにしていただけないでしょうか?』
営業スマイルをベッッッッタリと張り付けて注意する。
女子1「はぁ?なにそれ〜。意味わかんないんですけど〜。」
女子2「私達、ここで最低限のルールは守れてるんだから別にいいじゃん?」
女子3「そーそー。ふっつーに喋っててなにが悪いわけ〜?」
女子4「ね〜。」
……めんどくせえええええ!
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作者名:紺野いろは | 作成日時:2016年12月26日 18時