自由人 26 ページ28
昼休みにて。
今日もぼっち飯行っくぞー☆
……吐き気なんてしないしない。(震え声)
『べんとーべんとーべんべんとぐえっ!?』
謎の歌を口ずさんでいると、後ろから首根っこを捕まれた。
『何の用だい、国見くん。』
国見「馬鹿なことしてないで行くよ。」
『どこに?ていうか地味に毒吐いたよね!?』
私の声をガン無視して、そのまま引っ張っていく国見。
おお、なんだなんだ。
困惑の中でされるがままになっていると、屋上に連れて来られた。
そこには、バレー部一軍の人々が座っていた。
金田一「おせーぞ国見!」
国見「悪い。馬鹿のせいで。」
『誰だよ。』
国見「お前だよ馬鹿。」
『さっきから馬鹿しか言われてないんですけど!?』
いつからそんなに辛辣になったの!?
岩泉「茶番は後にして座れ。
割と真面目な話だ。」
ごめんなさい。
一回会釈をして、国見の隣に腰掛ける。
及川「よし、皆揃ったね?」
及川先輩が、一通り私達を見回して確認を取る。
及川「今日の朝俺がミンチにされたのは知ってるね?
……ね?Aちゃん。」
『いやほんとすいません。』
及川先輩、こんな殺気出せたんだ。
及川「それで、その時話したように、夏休みに合宿があります。
………………言いたいこと、わかるよね?」
「「「「「……………!」」」」」
え、何。
及川「期末テストで赤点とったら……
合宿、行けないよ?」
及川先輩の言葉により、数人が地面に倒れ込んだ。
そういうことね。
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作者名:紺野いろは | 作成日時:2016年12月26日 18時