自由人 20 ページ22
そんなこんなで菅さんと登校中。
菅原「へ〜、じゃあAは青城の男バレ専属マネージャーってわけか!」
『そうなんですよ!
だからいつもより早く起きようとしたのに起きたの5分前で……』
菅原「まあ、慣れればいいべ!
それに、もしかしたら夏休みに合宿で会えると思うぞ?」
………………えっ。
『待ってください私そんなこと聞いてませんよ。』
合宿?今菅さん合宿って言った?
菅原「じゃあ今日及川辺りに聞いてみたらどうだ?
もう話は参加する全高校に回ってるはずなんだけど……」
………………なるほど。
『よーーーーーっくわかりました。』
菅原「えっ何が。」
『及川先輩には私が注意しておきます。』
菅原「何その使命感溢れる目!?」
これは早く言わないと、及川先輩が危ない。
集団ミンチにされてしまう。(主に岩泉先輩によって。)
『そろそろ着くので、私は走りますね!』
菅原「気をつけろよ〜。」
相変わらずオカンな菅さんに手を振って、全速力で学校へ向かう。
最近、朝に走るのが当たり前みたいになってきている。
そのせいか、さっき歩いていた時はムズムズしていた。
………ああ、早くバレー部に会いたい。
たった一日見学しただけでここまでバレー馬鹿になってしまう私は、随分単純なのかも知れない。
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作者名:紺野いろは | 作成日時:2016年12月26日 18時