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自由人 12 ページ14

あの後私は、三年生の四人に強制連行された。




そして再び屋上へ。




座らせられました。




なんか囲まれました。




逃げられません。




ざけんな。




『それで……話とは?』




及川「わかってるでしょー?」




『ちょっとくらいしらばっくれてもいいでしょう!?』




お願いだから油断くらいさせて!




花巻「つーかさ、そもそもなんでマネージャーやりたくないんだ?」




松川「あ、それ俺も気になってたわ。

バレーが嫌いなのか?」




『……別に、仕事をすることに関しては全く問題はありません。

ですが、放課後はバイトがあるのであまり空いていないんですよ。』




金田一「え!?お前バイトしてたの!?」




『うん。一人暮らしだから。』




矢巾「仕送りとかはないのか?」




『親戚からだけでは足りないので。』




岩泉「………なんか悪ぃな。事情も知らずに。」




『あ、いえ、大丈夫ですよ。』




なんかしんみりさせてしまった!?




渡「……じゃあやっぱり、マネージャーは諦めるしかないですかね?」




松川「だよなぁ………」




皆心なしか、落ち込んでるように見える。




う………私こういうのに弱い。




『……ちなみに、部活の時間って何時ぐらいまでかかるんですか?』




岩泉「校則では5時30分までだ。休日の練習はそれ以上の場合もあるけどな。」




………ん?




『あ、だったらできるかもです。』




及川「ほんと!?」




『はい。バイトは6時からなので。

皆さんがそんなに困っているなら手を貸しますよ!』




及川「やった!ありがとう!」




岩泉「じゃあ今日の放課後、とりあえず見学として来てくれないか?」




『わかりました!』




その時、昼休み終了のチャイムが鳴った。




そこでバレー部の会議は終わった。

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作者名:紺野いろは | 作成日時:2016年12月26日 18時

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