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自由人 9 ページ11

昼休み。




今日は天気がいいから、屋上で食べてみよう。




私はお弁当を持って、教室から出た。




………それが間違いだと気付かずに。









ガチャ




『わっほ、広い!』




ここに来るのは初めて。




いつもは教室だったけど、もう梅雨も明けたから天気がいい。




ということで、屋上で食べることになったのだ!




え、友達?いませんけどなにか?




私には愛しい愛しいマイホームがあるのだよっ!




……悲しくなってきた。




『……食べよ。』




景色が見えやすい場所に移動して、お弁当を広げる。




あ、今日はさほどぐちゃぐちゃじゃなかった。




『いただきまーす!』




メインの唐揚げを頬張る。




うむ、我ながら美味。




『はぁ……私って天才。』




こんなおいしい料理が作れるなんて!




お嫁に行ったら溺愛されるんじゃないかしら!




姑さんぶち負かせるんじゃないかしらっ!




そんな馬鹿なことを一人で考えていた時。




ガチャ




と屋上のドアが開き、八人の男子が入ってきた。




………ん?あれ国見じゃね?




よく見ると隣金田一じゃね?




さらによく見ると私を毎朝追いかけてるあの四人もいるぞ?




…………一言で結論を言おう。




ピンチ。

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作者名:紺野いろは | 作成日時:2016年12月26日 18時

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