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第33話『優先順位』 ページ35

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目の前には無残に横転した列車、倒れる乗客。


乗客の数は二百人だ。


それに対し、隊士は私と伊之助君の二人。


善逸君と禰豆子さんはグッタリとして、指示を聞ける状況ではない。





本当は今すぐにでも駆け出して、援護に向かいたいのだ。





あの巨大な爆音と砂埃、そして燃え上がった煉獄さんの炎。


そして、そんな煉獄さんの呼吸に対等にぶつかるナニカ。





“上弦の鬼”


倒れる乗客の安否を確認しながら、その正体が脳内をグルグルと駆け巡る。




『ッ.......』


はやく。はやく。はやく。



あと何人?あと、残りは何人だ...?






伊「オイ!!こっちは全員生きてるぜ!!!」


『...良かった。』

残り二車両分になった。






『伊之助君、善逸君。残りは君達に任せます。』


善「Aさんはッ...?」


『煉獄さんの援護に向かいます。おそらく、上弦の鬼がいます。』




指示を出している間にも、きっと彼らの攻防が続いている。


激しくぶつかり合うような爆音が響くその方向へと駆け出した。









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第34話『猗窩座』→←第32話『乗客の安全』



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はくせつ(白雪) - 更新早くてスゴいです! (2021年5月23日 20時) (レス) id: b087d08761 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ゆきゆきさん» ゆきゆき様、コメントありがとうございます。そう言っていただけると嬉しく思います!頑張ります(^^) (2021年5月7日 11時) (レス) id: c795cb1005 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - こんにちは。とても面白そうな作品ですね。更新楽しみにしてます。頑張ってくださいね。 (2021年5月4日 17時) (レス) id: b087d08761 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひまわり | 作成日時:2021年4月30日 23時

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