第31話『挟所の攻防』 ページ33
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列車の上に上がると、伊之助君と合流した。
伊「へっへっー！こっちだ！！前の方がなんか気色悪い！！」
『前ですね。』
炭(は、はやいっ)
炭「伊之助！Aさんのスピードについていけ！！」
伊「るせぇぇ！わぁってるよ！！」
車掌「なんだお前ら！！で、出ていけっ！！」
伊「急所ｫｫｫ！！...うわっ！？キモっ...手、多っ！...やべっ....」
まずいっ...
伊之助君の身体中に巨大な手がまとわりついた。
＿＿＿＿＿雪の呼吸、参ノ型。
『
伊「すっ...すげぇ...！！！」
『ただ突進するだけではだめです』
炭「Aさん！！鬼の頸の骨が！！！」
炭「水の呼吸、捌ノ型！！滝壺！！」
せっかく骨をみつけだしても、すぐに無数の巨大な手によって防がれる。
再生も早いし、これは時間との戦いだ。
『二人は呼吸を合わせて連撃してください。頸の骨が覆われる前に、切り続けてください。私が頸を切ります。』
炭「それだ！！伊之助、呼吸を合わせよう！！」
伊「いい考えだ！褒めてやる！！」
＿＿
『ｯ...』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿お姉ちゃんｯ！！！
かかるな。起きて、戦え。
『血鬼術にかかってはだめ！！』
まずい、炭治郎君は血鬼術にかかっている。
何度も目を覚ましているようだけど、伊之助君は...
伊「俺は皮を被ってるからな！！痛くもかゆくもねぇぜ！！」
＿＿＿＿＿雪の呼吸、弐ノ型。
『
荒れ狂う吹雪のように、氷の塊が舞う技で、全ての目玉を潰す。
魘夢「...無数の目玉が...！あいつ...柱ァ？」
車掌「ｸｯ...夢の...続きの、邪魔するなっ！！」
鬼に夢中になりすぎて、車掌がいたことを忘れていた。
車掌のもっていたナイフが、炭治郎君の腹を突き刺す。
伊「ｯ！！」
炭「...大丈夫ですｯ！！早く、鬼の頸を！！」
炭治郎君が刺されたのを見た伊之助君は、動揺して一瞬技の体制が遅れた。
遅い。それではもう遅いんだよ。
伊之助君が構えの体制を作った時、既に私の日輪刀が、骨を覆う肉の塊を切り込んでいた。
＿＿＿＿雪の呼吸、陸ノ型。
『
剥き出しになった太い頸の骨に向かって日輪刀を振りかざす。
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はくせつ(白雪) - 更新早くてスゴいです！ (2021年5月23日 20時) (
レス) id: b087d08761 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ゆきゆきさん» ゆきゆき様、コメントありがとうございます。そう言っていただけると嬉しく思います！頑張ります(^^) (2021年5月7日 11時) (レス) id: c795cb1005 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - こんにちは。とても面白そうな作品ですね。更新楽しみにしてます。頑張ってくださいね。 (2021年5月4日 17時) (レス) id: b087d08761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2021年4月30日 23時
