【テニプリ】演劇少女と天才少年【越前リョーマ】2

三十九話 ページ6

越「あ・・・・」





貴「あ・・・・・」






朝学校へ行くとテニスコートへいこうとする





越前君に遭遇してしまった






貴「あっと・・・あの・・・・ぶっ部活頑張って！それじゃっ」





越「あっ、ちょっと待て！」





貴「へっ！？」






越前君が急に私の腕をつかみ





歩き出した






貴「えっ越前君！？どこに・・・」





越「いいからついてきて」






越前君に連れてかれてついた場所は






貴「わぁぁぁっ！こんなにお花がある場所あったんですか！？」





越「不二先輩がこっそりつくってたらしい」






校舎の裏側にある





いつもなら雑草が生えているところには





色鮮やかな花が咲き誇る場所となっていた






貴「すごいすごいっ！不二先輩すごい！って・・・許可は？」





越「先輩に聞けると思う？ってかなんとなく察したでしょ？」





貴「秘密・・・・ですよね・・・絶対・・・」






風が吹き花が小さく揺れる





その花のかすかにこすれる時の音しか聞こえない






越「ねぇ、こないだなんで逃げたわけ？」





貴「だって・・・邪魔・・・でしたよね・・・？私・・・」






小さな花を少し触りながら質問に答える





でないと何かをぽろっと言ってしまいそうだから






越「邪魔？」





貴「だ・だって竜崎さんは越前君を見つけて・・すごくうれしそうだったし・・・」





すごく仲よさそうだったんだもん






私の入る隙間なんてないよ・・・・






越「はぁ・・・・何考えてんだよ・・・」





貴「ひゃっ！」






越前君が急に頭をかき回した





そして終わったと思い越前君を見上げると






越「まだまだだね！」





笑いながらそう言った

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