【テニプリ】演劇少女と天才少年【越前リョーマ】2

七十九話ー第三者ー ページ43

佐々木Aがステージから転落して3日後




まったく目が覚める気配はなかった




あの後佐々木家は医者から




「脳に異常はないが、打ち所が悪かったため、眼を覚ますのが遅くなる」




そういう説明だったせいか家族は不安に襲われた




それでもAのために働いたり、学校に行ったりすることにした




放課後にはからなず病室に行くのは変わらず




あの後演劇部員で相談したのちに




士本は部活を強制退部させた




士本はずっと反対していたが部長の目を見て引っ込んだ




越前リョーマはテニス部に状況を説明し




一日空けて暇な部員と病室を訪れていた




しかし目を覚ます気配はない




たかが三日なのですが




不安な気持ちの時はとてつも長い三日なのだ




病室に響くあの機械音も心を騒がせる




そのままついに土曜日になった




演劇部もテニス部も午前中のみの練習で




午後から病室に向かう予定だったらしく




一緒に行くことになった




病院に入るとすぐに





看「あ。佐々木さん」




佑「え？はい何でしょう？」





カウンターに座っている一人の看護師が一枚のメモを渡した




看「妹さん集中治療室から普通の病室に移動しましたので」




佑「そうなんですか！？」




看「えぇ。ご両親には連絡いってると思いますよ」




佑「ありがとうございます！！」





集中治療室からの移動




つまり目が覚めた可能性もあり全員で急いでその病室に移動した




ついた病室にはしっかり名前が書いており




一つ深呼吸をしドアを開ける




すると




貴「…あれ？」




窓の外を眺めるAの姿があった

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