【テニプリ】演劇少女と天才少年【越前リョーマ】2

七十二話 ページ36

佑「もう少しで本番です。皆で出来る力出し切って頑張りましょう！！！」




「「「「「はいっ！！！！」」」」」





お昼ご飯も食べ終わり




舞台設置も問題なし




衣装塔も着用し




後は一時間後に入場する学校の生徒を裏で見てから




本番スタート




結局士本先輩は出てこない




そのまま私はステージに上がることになった




セリフは何度も台本をやっていて暗記は問題ない




でも





貴「やっぱり難しいなぁ」




真「どうかしたか？」




貴「あっ、いや、その」




勇「A？？なにか疑問点でもあったの？」




貴「ううん。大丈夫。緊張してね」






本当はこの役についてのイメージが固まっていないから




私たちの青学演劇部はオーディションののち




選ばれたキャストはそのキャラについてのプロフィールを書く




セリフの口調、喋り方、怒るときをみて




フルネーム、性別、年齢、好きな食べ物など




学歴を書く人もいる。




そうやってキャラクターをイメージしてみる




それを私はやってない




まずやることになるとは思ってなかった




だからしっかりとした役は固まってなかった




これで舞台上がってもいいのかな…




でもやらなきゃ




あと一時間ちょっとでこの役をものにしよう






紗「…A？？」




貴「がんばる」




紗「…おっし男子どもAに任せてうちらは最終確認しよっか」




光「えー」






そこからはもう台本に集中していた




時期に辺りが騒がしくなる




人が入ってきたんだ




台本は頭に完全に入った




役もなんとなくだけど固めた




いける




台本を置いて立ち上がりスタンバイを始めた






貴「…いくぞ」





ステージの袖に移動を始めようとした




すると





ーガチャッー





「早くその服脱いで」




貴「え・・・あ」





体育館裏へと続くドアから





貴「士本先輩…」





泣き顔でぐちゃぐちゃになってる




士本先輩がいた

七十三話→←七十一話

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す