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六十三話ーテニス部ー ページ28

貴「忘れ物?」




手「あぁ。勉強道具をな」





貴「あ、ここ三年生のクラスだったんだ」




そういってつぶやく声と先ほどの声




全く違うように聞こえたのだが…




そう思った手塚だったがあまり追求しなかった




手「(こいつの兄もコロコロ声変わるからな…)」





貴「あ、では私は」




そういって帰ろうとする




女子一人をこんな時間に返すのもあれだろう




手「待て」




貴「ひゃっ」




彼女の手首をつかむと危なく転びそうになった




危なかったので自分のほうへひきつける





手「だ、大丈夫か?」




貴「は、はい。ごめんなさいっ」




手「いやいいんだ」





そして手を放して




もう一度顔を見る




貴「あ、えっと何でしょうか?」




手「あぁ。もう暗いだろう。送って行こう」




素直に言葉を言うと彼女はぶんぶんと手を振り回す




貴「え、いやいいですよ!?」




手「俺がしたいだけだ。行くぞ」




貴「はっはいっ!!!」




バックの中に忘れたノートをしまい立ち上がる




足元を照らすように懐中電灯をつけ




彼女の手をつないであるていく



貴「て、テニス部はこの時間までやってたんですか?」




手「あぁ。うちも大会が近いからな」




貴「お疲れ様です」




手「そちらはどうだ?そろそろ演劇観賞だろう?」




貴「私はチョイ役なので・・・兄に聞いたらいいんでは」




手「全力で断られた。観てから教えると」




貴「あ〜兄はたぶんネタばれしたくなかったからですね」




手「だろうな・・・段差に気をつけろ」




貴「はい」





どんどん入口が近くなる




こうやって手をつないで話していくと




彼女が妹のように思えて




なんだがとても心地がいい




妹がいたらこうなのだろうか




貴「あ…出口ですね」




手「あぁ。」





テニス部のみんなも待っていることを知らせていなかった




そう思いだした手塚は




しゃべろうとした途端




貴「え…」




テニス部を見て固まっている彼女が目の前にいた




最初に言っておくべきだったなと手塚は思った

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セツナ(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます!!応援ありがとうございますっ!!続編もぜひ見てください^^ (2016年3月25日 18時) (レス) id: 75fa6d6baf (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - ゆづきさん» コメントありがとうございます!!…でいいのでしょうか?私あてだと信じて!!面白いだなんてっ!ありがとうございます (2016年3月25日 18時) (レス) id: 75fa6d6baf (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - あすかさん» コメントありがとうございます!!更新しました遅くなってすみませんでした(泣) (2016年3月25日 18時) (レス) id: 75fa6d6baf (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 四葉さん» コメントありがとうございます!!やっと更新できました!待って下さりありがとうございました (2016年3月25日 18時) (レス) id: 75fa6d6baf (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - とっても楽しみにしていますo(^▽^)oこれからも更新頑張って下さい!!応援してます♪ (2016年3月24日 23時) (レス) id: 676688d4f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツナ | 作者ホームページ:http://id37.fm-p.jp/416/biria11/  
作成日時:2014年3月30日 20時

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