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Aside
A「はい、Aです。」
人気のないところを探して、電話に出る。
A「何用ですか、兄様。お昼もお電話致しましたよね?」
日和『あ、もしもし?あのね、ちょっと聞きたいんだけど、Aって今まだ学校内にいるの?
学校のどこにいるの??』
何故居場所なんてお聞きになるのだろうか、兄様は。
…まさか。
A「学校内にはおります。
兄様、まさかとは思いますが…。」
日和『うんうん、そのまさかだね。いま、生徒会室で英智くんのお茶を飲んでいるからね、Aも来るといいね。
あ、英智くん、今からAも来るから、Aの分のお茶も入れるといいね。
ジュンくん!Aを迎えに行くといいね。
ここも玲明に負けず劣らず広いし、最初は誰しも迷うからね。』
…夢ノ咲にこられている挙句、こちらの生徒会長様にお茶を入れさせているなんて…。
申し訳ありません、天祥院様…。
A「わかりました。ただ今、そちらに向かいます。
動かないでくださいね。絶対に。」
日和『わかったよ。ここで待っているね。』
私は携帯をスカートのポケットに入れて、手芸部の皆さんに事情を話し、今日はこれでお暇することとなった。
早く生徒会室に向かわなければ。
・
ここはどこでしょうか。
同じ扉と道ばかりで迷ってしまった。…そういえば、電話口で『ここも玲明に負けず劣らず広いし、最初は誰しも迷うからね。』って兄様がおっしゃっていた、気がする。
「〜〜〜〜」
何か声が聞こえる…?何だろ…あ!!
あそこにいるのって…
A「ジュンくん!」
漣「Aじゃあないっすか。
もしかして、迷ってるんすか〜?」
うっ…。ニヤニヤしながら聞いてくる。この顔のジュンはいじりスイッチが入ってる。
でも、迷ってるのは確かなのでうなずく。
A「コクッ」ムス…
漣「ま、こっちもおひーさんから、Aを探してこいって言われてるんで、どっちにしろ連れて行きますけどね。」
あー、兄様、ジュンくんに私を迎えに行くように、ともおっしゃってたな…
漣「ほら、行くっすよぉ〜?」
そう言って自分の手を差し出すジュンくん。
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四希(プロフ) - ひかりさん» コメントありがとうございます!数学がんばります泣 待っててくださるのめちゃ嬉しいです🫶 (2023年4月27日 23時) (レス) id: 17a6893690 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 数学がんばってください✨楽しみに待ってるので(≧∇≦)b (2023年4月25日 23時) (レス) @page38 id: 2b8ba8a6ae (このIDを非表示/違反報告)
クロ蝶(プロフ) - コメント返してくれてありがとうございます、これからもこの作品、推させていただきますね (2022年11月23日 20時) (レス) id: eb205e316d (このIDを非表示/違反報告)
四希(プロフ) - クロ蝶さん» わー!クロ蝶さん、読んでくださり、ありがとうございます! オチはまだ決まってないので、参考にさせてください! ジュンくんかっこいいですよね、分かります。私も小説書いてて、カッコよすぎんか、大丈夫???ってなってます笑これからもこの作品をよろしくお願いします (2022年11月20日 17時) (レス) id: 17a6893690 (このIDを非表示/違反報告)
クロ蝶(プロフ) - 楽しく読ませていただきました。オチはジュンくんがいいです (2022年11月19日 1時) (レス) id: eb205e316d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:四希 | 作成日時:2020年6月27日 10時