37_お昼 ページ43
Aside
キーンコーンカーンコーン…
先生「じゃあ今日はここまで。次の授業で問題集の3章、江戸時代末期の小テストするからな。
じゃあ号令」
生徒A「きりーつ、れー」
「「「「「「ありがとうございました〜」」」」」」
各々口早に礼をいい、移動を始める。
今は4時間目が終わったところだ。
影片「お昼やお昼!おなか減ったわ〜」
そう言って私の机と自分の机をくっつけるみかくん。
鳴上「2人とも、あたし今日のお昼忘れちゃって…。テラスでお昼でもいいかしら?」
申し訳なさそうに言うお姉ちゃん。
影片「んあ、そうなん?別にええよ。
Aちゃんは?」
A「大丈夫です。
あ、でもまだ場所が分からないか案内して欲しい、です。
テラスってガーデンテラスよね…?地図では見た気がするけど…」
鳴上「ありがとう、みかちゃん、Aちゃん!」
・
ガーデンテラスにはたくさんの人が集まっていた。
右を見ても左を見ても資料で見た事ある人ばかりだった。さすが夢ノ咲。
食券を買いに行ったお姉ちゃんはなかなか戻ってこず、私たちは「先に食べてていいわよ」と言ってくれたお姉ちゃんに甘えて先にいただいている。
影片「んあ!?Aちゃんのお弁当それだけなん?少なすぎへん??」
A「あ…、うん。ちょっとあんまりおなか空かなくて…
大丈夫だよ。」
いつからか分からないけれど、「食べる」ということに抵抗があった。俗に言う拒食症なのだろうか?病院に行って診断をしてもらったことはないからわからない。
お兄様にもご心配をおかけしてしまっているが、大丈夫だ、最低限は食べている、と言い聞かせて何とか今日までやってきた。
「おなかが空かない」ことはないけど空腹になることはあまりない。
のでこれは嘘じゃない。うそじゃない。
瀬名「あ!!!A!!お兄ちゃんだよ!!!!」
遊木「い、泉さん!Aちゃん怖がってるから!!汗」
突然名前を呼ばれ、肩が揺れた。みかくんはそんな私を見て威嚇(いかく)をしてくれていた。
瀬名「…て、まだ治ってなかったんだ、拒食症…
ごめんね…」
急に弱々しい態度になった瀬名先輩。
拒食症…、って私のこと?
なんで知ってるの??
瀬名先輩はこちらに手を伸ばしてきた。
少し身構えたが、なんの衝撃も来ず、ふわっ、と頭をなでられた。
とてもあたたかかった。
瀬名「あ、そういえば、今度の撮影Aもオファーされたってきいたけど…大丈夫なの?」
A「撮影…?」
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四希(プロフ) - ひかりさん» コメントありがとうございます!数学がんばります泣 待っててくださるのめちゃ嬉しいです🫶 (2023年4月27日 23時) (レス) id: 17a6893690 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 数学がんばってください✨楽しみに待ってるので(≧∇≦)b (2023年4月25日 23時) (レス) @page38 id: 2b8ba8a6ae (このIDを非表示/違反報告)
クロ蝶(プロフ) - コメント返してくれてありがとうございます、これからもこの作品、推させていただきますね (2022年11月23日 20時) (レス) id: eb205e316d (このIDを非表示/違反報告)
四希(プロフ) - クロ蝶さん» わー!クロ蝶さん、読んでくださり、ありがとうございます! オチはまだ決まってないので、参考にさせてください! ジュンくんかっこいいですよね、分かります。私も小説書いてて、カッコよすぎんか、大丈夫???ってなってます笑これからもこの作品をよろしくお願いします (2022年11月20日 17時) (レス) id: 17a6893690 (このIDを非表示/違反報告)
クロ蝶(プロフ) - 楽しく読ませていただきました。オチはジュンくんがいいです (2022年11月19日 1時) (レス) id: eb205e316d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:四希 | 作成日時:2020年6月27日 10時