巴日和の妹ですが瀬名泉の妹です...？2

29_危険な ページ35

Aside
なぎ先輩のお膝の上は、私がすっぽり収まってしまう大きさだ。
なぎ先輩は、よく私を膝の上にのせてくださる。なんだでも、私があったかいから、だそうだ。私からしたら、なぎ先輩のほうがよっぽどあたたかい。

乱「昨日ね…」

そう言って話し始めたのは、私が昨日、眠っているときのことだった。


A「…そんなご迷惑を…？ご、ごめんなさい！」

乱「ううん。大丈夫だよ。最終的にみんなでこうやって集まれたんだし。


久しぶりだよね。楽しかったよ？Aの寝顔も、かわいかったし。」


A「コホン。わ、私の寝顔は置いていて、Edenになってからも、EveとAdamに分れがちでしたもんね。」

なぎ先輩は私の髪をなでながら続ける。

乱「そういえば、さっきはどこに行こうとしてたの？」

さっき…？

A「あぁ、着替えに行こうかなと、自分の部屋に行くつもりでした。
　

別にみんななら私のパジャマも見慣れたものかもしれませんが、一応…」


なぎ先輩のお話が申し訳なさ過ぎて忘れていた。

この4人が私のパジャマ姿を見慣れているのは、よくEdenの合宿の際に一緒に寝てもらっているからだ。なんとなく、自分の家以外だと1人で寝るのが怖い。こういうところが子供なのだろうか？
一緒に寝てもらっているといっても、兄様の布団に入れてもらうだけだが。

乱「そっか。ごめんね、引き留めっちゃって。

今から行く？」

A「そうですね。行ってまいります。」

「いってらっしゃい。」と、すっと放してくれるなぎ先輩。


クンッ

乱「Aの部屋を見てみたい。…いってもいい？」

A「？

はい、いいですよ。」



見られて困るものは特においていなかったと思うので、二つ返事でOKを出した。

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