第十二話 ページ14
『詳しいことはまた後で話すから、とりあえず今は彩斗をどうするか考えなきゃ。彩斗、これからどうするつもりなの？』
流石にこの幼馴染を野に放る訳にもいかないし。
なんなら私が土方さんに交渉してしばらくここに泊めてもらうとか・・・
彩斗「いや、俺は君を迎えに来ただけだし、長居をするつもりはないよ。さ、行こうか。婆様が待ってる。」
そんなこと言われて「はい、そうですか」って訳にはいかない。
理由は何となく分かるけど、私にも生活というものがあるんだ。
『・・・悪いけど、行けない。私は彩斗と結婚する気もここを離れるつもりもないから。』
きっぱりと断れば、彩斗は困惑しきった顔をした。
彩斗「どうして？俺たち許嫁じゃないか。恋人がいたのには驚いたけど、それも記憶が無かったせいだよね？Aちゃんは俺と結婚したいって言ってくれてたじゃない。」
わーわーわー(汗
昔のことなんて掘り返さなくていいから！恥ずかしい！
『と、とにかく！それしか用が無いなら帰って！いきなりそんな事言われても困るの！』
斎藤さんもいるのに、彩斗は一向に引いてくれる気配がない。
昔はもっと優しくて、こんなぎらぎらしてなかったのにな。
どうしたら彩斗が引いてくれるかを考え、ちょっと迷いながらも斎藤さんの腕に抱きついた。
『わ、私には斎藤さんがいるから！彩斗とは行けない！』
多分今顔真っ赤。
身体を斎藤さんの腕に密着させるように抱きつけば、斎藤さんの腕がピクリと動いた。
と、同時に彩斗の纏っていた空気が変わる。
彩斗「・・・お前のせいか。お前がAちゃんを誑かせたんだな！」
あ、まずい・・・
地雷踏んだかも。
斎藤「・・・Aを連れて行かせる訳にはいかない。こいつは俺にも新撰組にも必要な存在だ。」
彩斗「なん、だと・・・？」
顔を引きつらせた彩斗が刀に手を掛ける。
彩斗「上等だ！表に出ろ！」
ちょっ！
冗談じゃなく彩斗は強い。
鬼の力も相まって、多分昔よりもかなり強くなってるし。
『本当２人ともまっt「なんの騒ぎだ！」
開け放たれた襖から眉間にしわを寄せた土方さんが立っていた。
救世主！
土方「なん、だぁ？これは・・・」
『ひ、土方さん！助けて下さい！』
涙目ながらにすがりつく私に土方さんは眉間に寄せたしわを一層深くした。
土方「何もんだてめぇ...」
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 私は…いつも応援してますよ〜。 (2014年12月15日 21時) (携帯から) (
レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
蒼奈(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 長らく放置ほんっとすいません。毎回言ってますね、これw反省していない訳ではないんですよ......?一応 (2014年12月15日 21時) (レス) id: 4dfc83dfd8 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 名前変えたんですね。素晴らしい作品です。続き楽しみです。 (2014年12月15日 8時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
蒼奈(プロフ) - 牙突さん» お気遣いありがとうございます。頑張ります！ (2014年9月7日 9時) (レス) id: 898b29761e (このIDを非表示/違反報告)
牙突(プロフ) - 蒼奈さん» 亀更新でも気長に待ちますので無理の無いペースで頑張ってくださいね＾＾応援してます！斎藤さんも彩斗君もかっこいいです！ (2014年9月5日 15時) (レス) id: cf81800781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼奈 | 作成日時：2014年5月11日 16時
