8話 ページ10
(sideラル・ミルチ)
9代目が言っていたのは、凄まじいばかりの記憶力のことだった
イタリア語を1日で習得してしまったり、他国語もかなりのスピードで習得していたり
他にも、一度読んでしまった本を一言一句間違わず暗記していたり
(半信半疑だったが、どうも本当くさいな)
これは何も知らなければ、ただのすごい奴で片付けられただろう
しかしそうもいかない
(9代目はAに何かあると思っているようだな、例えば＿)
「トゥリニセッテだと？」
「ああ」
9代目の発した言葉をリボーンが復唱する
トゥリニセッテ＿世界を創造した礎だと言われているもの
まだ不明な点は多数あるが、特殊な力があるのは確かだ
「まだ確証はないが、ラル・ミルチやリボーン、君たちと同じ気配を感じる」
「ブラッド・オブ・ボンゴレ、超直感だな」
初代から脈々と受け継がれて来たボンゴレの血筋＿＿"ブラッド・オブ・ボンゴレ"
常人を遥かに上回る直感力である超直感を持つ
「だがな9代目、オレたちと同じだと言ってもAはおしゃぶりを持っていなかったぜ？」
「それに、もしお前が話す記憶力が本当ならオレたちと同じ年数生きてんだ、今よりもっと多くの知識を持ってると思うぞ」
オレたちは反論するも絶対とは言い切れない
何せ超直感は侮れない
今まで外れたことはないからな
「…まあ、9代目であるお前が何かを感じ取っているなら気にしておいたほうがいいだろうな」
「ああ、私もそうするつもりだよ」
「…オレも時々探りを入れてみるぜ」
(あまり、気は進まねえけどな)
同僚の娘を訝しむなんて、あまり気持ちのいいことじゃないからな
「今日はそれを話すために呼んだのか？」
「そうだ。わざわざ来てもらって悪かったね」
リボーンの問いに答えるとソファから立ち上がる
「私は、あの子の保護者代わりだ。あの子がもし危険な立場にいるのなら、守ってあげたいからね」
よろしく頼むよと9代目に言われ、リボーンとオレは部屋を後にした
「ラルはAのことどう思う？」
城内を歩いている時、リボーンに問われる
「…少なくとも、アルコバレーノではないと思うが、」
「何か気になることでもあるのか？」
言葉を詰まらせたオレに鋭く突っ込む
昔から、こいつのこういうところは苦手だ
「Aが、ルーチェに似ている気がするだけだ」
あの時、紅茶を勧めてきたAと、クッキーを勧めてきた大空のアルコバレーノ、ルーチェの姿が重なった
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海波(プロフ) - Lemonadeさん» ご許可いただきありがとうございます！！作品の方頑張って展開していきますね！この度は本当にありがとうございました！ (2019年7月4日 0時) (
レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - やり方が分からなくて不安でしたが無事見ていただけて良かったです！本当ですか？！是非よろしくお願いします！これからも作品を楽しみにしています！ (2019年7月3日 19時) (レス) id: 242d92c946 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - Lemonadeさん» わわ！！イラストありがとうございます！！めっちゃくちゃかわいいですね！？！？優しげな青い目！イメージ通りです(T ^ T)もしLemonadeさんがよろしければ、作品の方で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2019年7月3日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛くて想像で描いてみました！http://uranai.nosv.org/uploader/common/a/6/8/a6871613ed38166c9696639f2820355b.jpeg (2019年7月3日 0時) (レス) id: 8e4b5ba485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2019年6月21日 16時
