杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ4)

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第4話ページ4

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マクゴナガル「何を言うんです、汚したってかまいませんよ」

しかしAは遠慮がちにそれを拒否した。

むせたり喚いたりする訳でもなく、ただ流れているだけの涙をマダム・ポンフリーが貸したハンカチで拭いた。

ロン「Aでも泣くことってあるんだね…けどあれって泣いてるの？」

あまりの落ち着きように、ロンはただ目薬でも垂らしてるだけなんじゃないかと疑った。

例えだったが、ハーマイオニーはそれを聞いてロンの手を軽くつねった。

ハー「あの子、両親が死んでオリバンダーさんに引き取られたけど、母親がいないのよ。」

ロンは申し訳なさそうな顔をした。

『すいません。マクゴナガル先生のハグが、すごく、その』

ダンブルドア「愛に溢れておったかね」

言葉が出ないAに、後ろからダンブルドアが声をかけた。マクゴナガルはそれを聞いて微笑んだ。

マクゴナガル「あ、セブルスを呼んできましょうか？」

『いえ…！それは、結構です』

ダンブルドア「マクゴナガル先生。」

ダンブルドアはマクゴナガルに向かい首を横に振った。その先は言ってはいけないと制してるようだった。

ダンブルドア「スネイプ先生は呼ばなくてもじき来るじゃろう」

その後、ダンブルドアの言う通り、スネイプは少し息を上げて医務室に到着した。

入ってすぐいつもの怖い顔でロンとハーマイオニーを無言で睨むとハリーに軽く目を通し、Aへと視線を向けた。

しかし教員が集まると、その中へと入りその場はすっかり会議室のようになった。