探偵社の戦闘系女子 (ページ7)

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2 前職中て遊戯ページ7

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中島さん──敦くんの入社試験が終わったので、親睦を深めようと云うことで、探偵社のある建物の一階の喫茶店 “うずまき” に皆で来た

『お姉さん、蛋包飯(オムライス)ください！
　大盛りで！』

卓子(テーブル)席について、台所に立っている店員さんに朝御飯を注文する
「はい」と微笑んで作り始めてくれた

因みに、座っている位置は、通路側の私の正面に潤くん、その左側にナオちゃん、私の左側に敦くん
太宰さんと国木田さんは店台(カウンター)に座っている

谷「す…す……すんませんでした！」

席に着くなり卓子に両手をついて頭を下げる潤くんに、敦くんは「え…？」と困惑していた

谷「試験の為とは言え、随分と失礼な事を…
　僕の名前は谷崎潤一郎、探偵社で助手のような仕事をしています」

敦「いやいや、気になさらずに…」

申し訳なさそうに自己紹介する潤くんに、敦くんが返事をする
なかなか善い人そう

谷「それで、その子は幼馴染の」

『里見Aです
　実家が隣同士だったので、潤くん、ナオちゃんとは幼馴染です
　……あ、ありがとうございます！』

潤くんと目があったので自己紹介をしたら、丁度(ちょうど)蛋包飯(オムライス)が来た
『頂きます』と食べ始める

谷「そんで、こっちが「妹のナオミですわ！」」

敦「きょ、兄妹ですか…？
　その割には、髪や顔がそんなに似てないような…」

潤くんに抱きつくナオちゃんをみて、敦くんが不思議そうに聞く

ﾅｵﾐ「あら、お疑い？
　もちろん、血の繋がった実の兄妹ですわ
　と・く・に、この肌なんてほんとそっくり…
　ね、お兄様？」

何時(いつ)も通り潤くんにちょっかいをしながらナオちゃんが答える
それを聞いてた国木田さんが「此奴等に関しては深く追及するな」と教えていた

国「ともかくだ、小僧
　貴様も今日から武装探偵社の一員…
　故(ゆえ)に周りに迷惑を振り撒(ま)き！
　社の看板を汚(けが)す真似はするな

　俺も他の皆も、そのことだけは徹底している
　なぁ、太宰」

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