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急いで4人が向かった場所に走る
走りに走って、一つの路地裏の前で太宰さんが止まった
太「疲れてないかい?」
『全然大丈夫です』
被せ気味に返事をする私を見て頷き、路地裏に入っていく
突き当たりまで行き、左を見ると背中が
『潤くん!
ナオちゃん!』
慌てて駆け寄って、息があるか確認する
良かった、まだ息がある
視線を上げて前を見ると、依頼人の女性が髪を
丁度その時、女性の向こうから「はーい、そこまで」と太宰さんの声が響いた
黒い
途端、青緑に光って白虎が敦くんの姿に戻った
「貴方は探偵社の…!
依頼人だった女性が、太宰さんを見て声を荒げた
太「美人さんの行動は気になっちゃうタチでね
こっそり聞かせてもらった」
そう云う太宰さんの手には、携帯サイズの無線機
……つまり、盗聴器…?
「
太「3人もおぶって帰るの厭だよ、私〜」
『
太「女の子に無理はさせられないから〜」
「生きて帰すと思っているのか!」と太宰さんに銃を向ける女性を放って2人で話していると、外套を着た人物が「辞めろ、樋口」と此方を見た
うわぁ、
良く無事だったな、敦くん…
芥「お前では勝てぬ」
其れを聞いた樋口と呼ばれた元依頼人は「芥川先輩、でも…」と不満そうに呟く
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作者名:せな | 作成日時:2020年12月23日 19時