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扉の向こうから、国木田さんの
この状態で普通に続けられるの凄い…
「実は、我が社のビルヂングの裏手に、最近良からぬ
谷「良からぬ輩、とは…?」
「
中には聞き慣れない、異国の言葉を話す者も居るとか」
ガチャと聞こえた後に、「
その後ろで、太宰さんが床に倒れているのが見えた
国「密輸業者の
軍警が
公安都市の
「えぇ、無法の輩という証拠さえあれば、軍警に掛け合えます
ですから…」
女性が国木田さんを見上げながら云う
その意図に気づいた国木田さんが「“現場を見張って証拠を掴め” か…」と呟いて、敦くんを見た
国「小僧」
敦「え?」
国「お前が行け」
其れを聞いた敦くんは、声をひっくり返しながら「えぇ!?」と叫んだ
国「
それに密輸業者は、大抵逃げ足だけが取り柄の無害な連中だ
お前の初仕事には丁度いい」
不安そうに「でも…」と云う敦くんに、国木田さんは「谷崎」と潤くんに声をかけた
国「一緒に行ってやれ」
それを聞いたナオちゃんが、「兄様が行くなら、ナオミも着いて行きますわー!」と嬉しそうに潤くんに抱きついた
だからナオちゃん、そこ首、潤くんの首が絞まってる…
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作者名:せな | 作成日時:2020年12月23日 19時