女たらしのイケメンは、左之さんの妹！？【薄桜鬼】

第三十八話巡察 ページ41

斎「おい、巡察に行くぞ。」




はじめっちが襖の向こうから言ってきた。




貴「あぁ、わかった。」




これから、夜の巡察だ。




昼も行きたかったんだけど、土方さんが行くなってうるさいから・・・




斎「副長も心配しているんだ。」




貴「心配性すぎるよ。」




斎「副長らしいじゃないか。」




ほんとに、はじめっちは土方さん好きなんだな〜




貴「なぁ。はじめっちは恋愛対象女だよな？」




なんか、心配になるわw




斎「そうに決まっているだろう。なにゆえそのようなことを？」




貴「いや、ただ聞いてみただけ。」




良かった。




これで照れながら、「違う」って言ったらどうしようって思っちゃったよ。




もう、はじめっちの顔見れないよ。




斎「まぁ、武士として生きると決めた時から恋とか、愛なんて考えなかったからな。」





貴「そうなのか？ もっと、人生楽しめよ。」




損なやつだ。




斎「俺は今も楽しんでいるぞ？」





斎藤が嬉しそうに言ってきた。




貴「そうか。ならいいか！(ニカッ」





ぼくがどうこう言うもんじゃないな。




斎「あぁ。//////」




貴「顔があかいぞ？熱でもあんのか？」




ぼくが顔を近づけようとすると、




斎「い、いや、問題ない。/////」




なんか、離れてしまった。




貴「そうか？ならいいんだが。」




総「なに、話してるの？」




いきなり総司が割り込んできた。




貴「おわぁ！総司！」




総「こっちは巡察終わったんだけど。」




斎「そ、そうか。じゃあ、帰るとするか。」




はじめっちがスタスタと歩いて行ってしまった。




貴「おい、まてよ！(グイッ わぁ！」




はじめっちを追いかけようとしたら、総司が腕を引っ張ってきた。




総「僕と一緒に帰ろ(ニコッ」




なんだ？寂しかったのか？




貴「わかったから、手を離せ！」




なんかこの状態はさすがに恥ずかしい。




総「だめ。手つないで帰るの！」




子供みたいだな。




貴「今日だけだぞ////」




総「ありがと♪」




そのあと、平助がすねるのは言うまでもない―――――

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