カンは時に力になる ページ9
>>>佐々木A
今日はやけにくそ暑い。
こんな日は海に人がいっぱい集まるんだろうなー。
・・・なのに。
なぜこいつらは今日海に行こうとするんだよ・・・。
アイドルの自覚とかないの・・・?
私はメンバーにあきれ返っていた。
でも、ばれちゃったらいろいろやばいよね・・・。
そういう訳なので、私はメンバーに魔法をかけ、「そこに人がいる」とは認識ができるが、「それがST★RISHだ」とは気付かなくなるようにした。
だがこれがなかなか高度な魔法で、かなり難しい。
ついでに、ここは魔界ではないため魔力の消耗が激しい。
なので、いっぺんにこの高度な魔法をかけるのは命取りだ。
・・・・そのため。
私は1日中全員に魔法をかけ続けなくてはいけなくなった。
少量ずつ魔法をかけ、一人一人2時間に一回くらい魔法をかける。
それもばれないようにやらなくちゃいけないなんて。
・・・実にめんどくさい。
そう思っていると、美風藍の魔法がきれそうになっていることに気付いた。
あ・・・っと。かけ直さなくちゃ。
私はさりげなく声をかけようとした。
すると、美風藍は実に死んだ魚の目をしていた。
A「あれ、美風先輩どうしたんですか。もう目が死んでますよ」
私が言うと、美風藍はぎょっとした目でこちらをみた。
しかしすぐにやめて、海を見渡した。
すると美風藍は、何かにはっと気が付いたようにこちらを向いていった。
藍「あれ・・・?なんでこんなに豪華メンバーがここに立ってるのに誰も気づかないの・・・・?」
ってうわあああ!?。
さすが美風藍。異変にはすぐに気が付くようだ。
まずいまずい。ばれたらまずい。
私はごまかすような言葉を美風藍に返した後、さっさと魔法をかけてしまおうと思い、右手に力をこめた。
すると、美風藍は先程よりもぎょっとした表情になり、「・・・あっ!?」とつぶやいた。
A「どうかしたんですか?美風先輩」
私は聞いてみた。
すると美風藍は、少し考えてから言った。
藍「ちょっと、こっち来て」
そういって私の腕をつかむと、そそくさとその場を後にした。
*
A「あ、あの・・・?」
人気の少ないところへ連れてこられて私は困惑した。
藍「聞きたいことがあるんだ」
美風藍はこちらをまっすぐに見て言った。
藍「君は・・・。何者なの・・・・?」
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チョコロ☆(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張ってください!^ ^ (2015年5月17日 18時) (レス) id: 8b17e93090 (このIDを非表示/違反報告)
アンドゥワ - こ、こ、ここ、更新がんばってくださいぃぃぃぃ!!(≧Д≦) (2013年11月22日 17時) (レス) id: a184cc1cfc (このIDを非表示/違反報告)
紅魔 - この作品大好きです!更新頑張ってください! (2013年8月29日 17時) (レス) id: a191620b40 (このIDを非表示/違反報告)
みら(プロフ) - 由利亜さん» 更新とまってすみませんでした!これから頑張ります! (2013年7月22日 21時) (レス) id: 7de09708a4 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 翔ちゃんがイケメン過ぎて///////// (2013年7月22日 20時) (レス) id: 4fe220a505 (このIDを非表示/違反報告)
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