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ホントウ ページ18

A「私は・・・」


どう伝えていいか分からなかった。


だって、話してしまえば、先生との約束を破る事になる。


私が言葉に詰まっていると、博士が言った。


博士「無理をすることはないんじゃないかな。僕も、そこまで知りたい訳じゃないしね」


藍「・・・僕は知りたい。分かんないけど。なんとなく」


・・・。


だけど私は、話しちゃいけないんだ。


ごめんね。


なんだか胸が締め付けられるような思いだった。


この感情は、一体なんだろう。


博士「だけどね、藍。急ぎすぎも行けないだろう。とりあえず今日は、彼女を寮まで送ってあげなさい」


藍「・・・うん」







藍「もうすぐ着くよ」


A「ですね」


その日は、もうほとんどしゃべらない状態で寮まで来た。


A「では、私はこれで」


私はドアをあけようとした。その瞬間まで、なんだかんだ言って美風藍は私を見守ってくれていた。


A「今日はありがとうございました」


頭を下げようと振り返ったその時。


A「・・・!? ゼン!?」


そこにいたのは、まぎれもなくゼンだった。そのゼンは、やはり先日見たブラックなオーラを放っていた。


藍「・・・何しにきたの」


美風藍は私をかばう用に、ゼンの前に立ちはだかった。


ゼン「さっきはとんだ邪魔が入ったからな。改めて貴様の情報をもらいにきたのさ」


??


さっき?


藍「とりあえず僕は、君には渡さない事にしたから」


ゼン「ふっ。そうか。その選択で良いのか?」


藍「選択? それ以外の選択肢なんか存在しないよ」


ゼン「はっはっは。面白い。良いだろう。明日には世間が週刊誌を見て驚いているだろうな」


そういってゼンは、一枚の写真をぴらぴらと見せびらかすようにふった。


そこには、さっき博士が言っていた「こーど」につながれた美風藍がうつっていた。


『機器と機器をつなぐコードだよ!』


機器?


というかそもそも機器ってなんだ?


ゼン「A、お前も驚いただろう。こいつは「機械」なのさ!」


き、きかい・・・? はて、なんだそれは。


科学のなんか?


私は、驚いていなかった。というより、頭に疑問符を浮かべていた。


藍「・・・驚かないの? 怖がらないの?」


美風藍は私の反応に動揺していた。


A「え、驚くポイントありました?」


その対応に、ゼンは絶句していた。

機械→←手帳



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設定タグ:うたプリ , 美風藍 , 来栖翔   
作品ジャンル:アニメ
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チョコロ☆(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張ってください!^ ^ (2015年5月17日 18時) (レス) id: 8b17e93090 (このIDを非表示/違反報告)
アンドゥワ - こ、こ、ここ、更新がんばってくださいぃぃぃぃ!!(≧Д≦) (2013年11月22日 17時) (レス) id: a184cc1cfc (このIDを非表示/違反報告)
紅魔 - この作品大好きです!更新頑張ってください! (2013年8月29日 17時) (レス) id: a191620b40 (このIDを非表示/違反報告)
みら(プロフ) - 由利亜さん» 更新とまってすみませんでした!これから頑張ります! (2013年7月22日 21時) (レス) id: 7de09708a4 (このIDを非表示/違反報告)
由利亜(プロフ) - 翔ちゃんがイケメン過ぎて///////// (2013年7月22日 20時) (レス) id: 4fe220a505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みら | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年6月12日 6時

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