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5.芽吹き ページ6
「海野さん、今日の放課後時間あったらサッカー部の練習見に来てよ」
朝学校に行くと神崎くんがそう話しかけてきた
「練習?いいけど私が行ってもいいやつ?」
「うん、フェンスの向こう側にいてくれたら大丈夫だよ」
「そっか、じゃあ見に行くね!」
「うん。海野さんが来るならいつもより気合い入れなきゃなー」
「いつも入れなさいよ」
と談笑しているとこちらを見ている坂田くんと目が合った
あ、笑った。
軽く手を振ると嬉しそうに振り返してくれる坂田くん。
でもさっき、睨んで………
いつも笑顔の優しい坂田くんがそんなことするわけないよね。
その放課後、サッカー部が練習しているグラウンドに向かうともう練習は始まっており、ちょうど神崎くんがボールを持っていた
ドリブルをして、相手チームの人たちを抜いていく、そしてシュートを決めた
きょろきょろとして、私を見つけるとこちらに向かってピースサインをした
私も自然とピースサインを返した
それにしてもかっこよかったなぁ。
胸がドキドキして止まんないや。
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作者名:ポン酢 | 作成日時:2021年11月17日 20時