【刀剣乱舞】役人さんの諸事情 (ページ46)

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４４話注意ページ46

朝になり、腹を満たしてしばらく時間が経つ

運動するのに適した時間となり、私は着替えを始めた

勝手が悪かった眼帯を外せば広がる視界
目が見えるって、こんなに嬉しいものなのか！

お面を被り、黒い服に包まれれば刀を二振り腰に帯刀する

乱ちゃんを使うことは少ないだろうけど、室内になると鶯丸が不利だからね

『…ふぅ、久々の任務だ』

「なぁ眼帯姉貴」

呼吸を整えていると障子の向こうから声をかけられる

霊力を解除し、障子を開けると薬研だった

薬研は私を見て目を丸くしたあと、すぐ真顔へと変わった

薬「やっぱ役人だったんだな。やけに俺たちに手慣れていたもんな」

『ははは。薬研には叶わないなぁ』

薬研あたりは私のことに薄々勘づいていたのだろう

『これから審神者を救出します』

そう言うと、薬研が驚いた顔をした
目を泳がせながら私を見る

薬「大将、見つかったのか…⁉」

『ええ。安全かどうかは分かりませんが』

薬「そうか…

一つ言っておく。鶴丸には本当に気をつけてくれ
あの刀は…異常だ」

下を向いて、何か思いつめたような表情をする薬研
薬研も何かされたのかな

『…分かった。私も鶴丸は要注意している
忠告ありがとう』

薬研の頭を撫でると、少しだけ安堵の表情を浮かべた