鬼神獣に愛されてます！！

補佐官　貴方sid ページ11

その後､私はお香さん(様って言ったら嫌だったみたい)のお手伝いとして､家に置かせてもらっていた｡



何年たっただろう･･･

気づけば私は大人(大鬼？)になっていた。

香「もう､自立しても大丈夫な頃ね｡」

『はいっ！』ﾆｺｯ

優しいお香さんのおかげで､

私は自然に笑えるようになっていた。

香「よし！じゃあ着いてきてくれるかしら？」


連れてこられたのは､おっきなお城みたいな所｡

『こ､ここで働くんですか･･･？』

香「ええ｡心配しなくても大丈夫よ｡」

？「すいません､待たせました｡」

香「私達も今来たところよ｡」

目の前に現れたのは､背が高い男の人｡(鬼｡)

香「ほら､挨拶してね？」

『は､はじめまして！！Aです！！』

？「はじめまして｡私は鬼灯です｡」

香「この子なんだけど･･･どうかしら？」

『へ？』

ど､どうかしら？え？

鬼「仕事の腕はどのくらいですか？」

香「言った仕事は早く終わらせてくれて､凄く助かったわよ｡」

鬼「そうですか･･･｡はい､私は構いませんよ｡しかし彼女はどうなんですか？」

『何のことですか？』

鬼「･･･お香さん､話してないんですか｡」

香「あ､忘れてたわ･･･あのね､Aちゃん｡」

『は､はいっ！』

香「閻魔大王第二補佐官になってくれないかしら？」





『ファッ！？え､閻魔大王様の！？』

鬼「はい｡最近､あのアホが仕事ためすぎて人手が足りないんです｡」

『な､なるほど･･･』

あのアホって･･･怒られないのかな･･･

『でっ､でも私､人見知りで､そのっ､あまり人と関わるのが､苦手､なので･･･』

鬼「あぁ､その点なら大丈夫です｡私もサポートはしますので｡」

香「鬼灯様はこう見えて､優しいのよ｡だから大丈夫｡」

『は､はい･･･なら､私で良ければ･･･』

鬼「では､今日からよろしくお願いします｡」

香「頑張ってね♪Aちゃん！」

『はい！！』




鬼「これで､一通り説明しましたね｡Aさんの部屋はあちらです｡」

『わかりました！』

鬼「一つ質問して良いでしょうか｡」

『？はい｡』

鬼「その着物は･･･？」

『あぁ､お香さんが今日くれたんです｡鬼灯様とお揃いですね！』

鬼「･････」

『い､嫌でしたか？』

鬼「いえ･･･むしろ､嬉しいです｡」

『なら､良かったです！』ﾆｺｯ

鬼「･･･そうだ｡あと一つありました｡少し着いてきてください｡」

『わかりました｡』

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