隠す ページ24
「ラーメンでも行く？」
「あり」
「だから財布返せって！」
「なにラーメンにしようかなー」
「おいっ！」
なんか、しばらく見てないうちに2人の距離感というか心の距離？かなんかが縮まった気がする。
まぁ、一ヶ月もあったら縮まるか
色々と少し俯きながら考えた。
俺が一ヶ月で成長したようにこいつらも成長してるんだろうか
してたら一生追いつけない
もっと頑張らなきゃだな
はぁ、とため息を一つついて顔を上げた
あ、
2人の言い合いをする声が静かな建物の中に響く。
気づけば俺とアイツらの距離は広がっていて
中原と太宰の会話に入っていけないような気がした
それはまるで俺とアイツらの実力の差を表しているようで
少し、精神的にきてるかも
このまま帰ってしまいたい
あ、でも太宰にはちょっと精神に来てんのばれるか
バレたら馬鹿にされそうだし実力差を認めてしまうことになる
そんなこと、俺のちょっとしかないプライドが許さない
絶対にこの気持ちはバレないようにする
「よし！ラーメン早くいこーぜ！」
声を張り上げて言った
俺はこれでいい
絶対に隠し通してやる
「まぁ、言い合いしててもしょうがねぇか」
でも財布は返せよ
「え、無理なのだけど」
「はぁ！？」
「中原、諦めた方が早い。それにその身長じゃ無理だ」
「殺す」
「ていうか僕、ここら辺のラーメン屋なんて知らないのだけど」
「え、俺も知らんて」
「俺も、しらねぇ」
俺たちは無言で顔を見合わせた
「あ、最近知った良さげなカフェがあるのだけど」
「そこ行くか」
「ん、行こ。太宰はよ案内」
「人使いが荒いんですけどこの人。僕はナビじゃないんだから」
とかなんとかボソボソと言いながら太宰は目的地に向かって歩き出した
俺も中原もその数歩後ろをついて歩いた
さすが太宰というべきか、太宰の足に迷いはなくてすぐに目的地に到着した
「うずまき？」
「ここの珈琲は美味しいという噂を聞いてね」
「よっしゃ行くか！」
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万年ぼっち(プロフ) - 12番さん» 嬉しすぎます！！受験終わったらじゃんじゃか更新していきますね！ (3月4日 17時) (
レス) id: a04476b398 (このIDを非表示/違反報告)
12番 - 僕このお話大好きです！気長に更新待ってます(*^^*) (1月28日 23時) (レス) id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
万年ぼっち(プロフ) - lokilokiさん» 気に入っていただけてとても嬉しいです！削除の仕方まで丁寧に教えていただき助かります！ (12月29日 13時) (レス) id: a04476b398 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万年ぼっち | 作成日時：2023年12月25日 21時
