ふざけるなよ ページ13
「あ"っ」
ドンっと大きな音が響いた
その後の正体は俺
俺の体から倉庫の壁に叩きつけられた音だ
俺がヨロヨロと痛む体を起こすと一つの影が俺に覆い被さった
だが随分と影が小さい
これで察した人は多いのではないだろうか
「おい、こんなんで吹っ飛んで大丈夫かよ」
今は小さなオレンジ色の鬼になっている中原中也である
俺は中原をジッと睨み返した
俺のこの表情を見てなにを思ったのか
「そんな顔する余裕あるならもう一回やるぞ」
「はぁ？もう体痛いんですけど」
反射的に反抗した俺は悪くないと思う
だが中原は納得していないようだ
「俺に勝ったらその時点で訓練終わりって言ってるだろうが。早く終わりたいんだったら俺に勝てよ」
「異能がある人間に勝つとか無理なんですけどー？そんなこともわかんねぇのかよ。身長と同じで脳もちっせーんだな」
「あ"？」
あ、やべっ
地雷踏み抜いてしまった
「ほら、とっとと立て。もう一回やるぞ。」
そう言って怖い顔した中原が俺の腕を強引に掴んで立ち上がらせる
普段ならなにも感じないのだが今は違う。
全身ボロボロの体は簡単に悲鳴を上げた
「っ」
反射的に中原の腕を振り払おうとするが振り払えない
ブンブンと腕を振っていると不意に俺の腕に広がる痛みが消えた
中原が手を離したんだ
「よし、やるぞ。俺に勝ったらすぐ終わりだ。こい」
あーあ、始まっちゃった
始まってしまったものはしょうがない
俺はとりあえず攻撃するために近くにあったシャベルをぶん投げた
かなりの勢いがついたと思う
だがシャベルが中原に届くことはない
重力操作の異能を持つ中原には効かない攻撃なのだ
逆に中原が重力で操ったシャベルの持ち手が俺の体に体当たりしてきて俺は本日何回目かわからない天井を見上げることになった
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万年ぼっち(プロフ) - 12番さん» 嬉しすぎます！！受験終わったらじゃんじゃか更新していきますね！ (3月4日 17時) (
レス) id: a04476b398 (このIDを非表示/違反報告)
12番 - 僕このお話大好きです！気長に更新待ってます(*^^*) (1月28日 23時) (レス) id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
万年ぼっち(プロフ) - lokilokiさん» 気に入っていただけてとても嬉しいです！削除の仕方まで丁寧に教えていただき助かります！ (12月29日 13時) (レス) id: a04476b398 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：万年ぼっち | 作成日時：2023年12月25日 21時
