手紙 ページ36
ーーおそ松sideーーー
(命令3よりちょっと前)
チョロ松、俺はお前に今すぐ会いたいです。
その為に、そっちに行ってもいいですか…?
……もうすぐそっちに行けそうです。
ーーチョロ松sideーーー
ーどこかの花畑ー
僕が死んでから何分たっただろうか。
皆、脱出できたかな…?
…花畑の中に何かが埋もれている。
てにとってみると、それは手紙だった 。
……誰だろう。
************
チョロ松へ。
死んでも元気にしてますか?
ここに俺の気持ちを記します。
…会いたい。
…声が聞きたい。
…触れたい。
それらを叶えるには俺がそっちに行くしかない。
お前は幽霊になって会いに来ると言っていたけれど、
その時の君は、姿も見えず、言葉も通じず、触ることもできない。
願いだけで命を捨てたらお前は怒るだろうけど、
それぐらいお前が消えたら俺がおかしくなるってことをわかってほしい。
だから、そっちに行くことにしたよ。
そっちに行ったら俺がいつもそばにいてやる。
お前を決して一人にさせない。
だからどうか、こんな俺を許して下さい。
___ずっと、俺の相棒でいてね。
おそ松より。
***********
紙に僕の涙がぽたぽたとたれた。
紙はもうぐちゃぐちゃだ。
おそ松兄さんが、そんなこと思ってるなんて…。
許せないわけないじゃん…。
なんだっておそ松兄さんは僕の相棒なんだから。
信じあえる仲でしょ?
一緒にいたいのは、僕だって同じなのに…。
一人で抱え込まないでよ…。
自分を追い詰めないでよ…。
************
大好きなおそ松兄さんへ。
おそ松兄さん。
僕は貴方を許します。
いつでも待っています。
来たい時に来てください____。
おそ松の相棒チョロ松より。
*************
最初の“大好きな„という言葉は何度も消して書いてを繰り返した。
それを近くにいた郵便係の小鳥に渡す。
『どうか、届きますように。』
そう願いながら僕は手を合わせた。
ーーおそ松sideーーー
おそ「よーし、ボッコボコにしてやる!」
そういいながら指をポキポキと鳴らしていると、頭の上に紙が落ちてきた。
…チョロ松からだ。
内容を全て読み終えると、虎への殺気は消え失せた。
チョロ松からの許可が下りた今、俺が逝くチャンスだ。
他の兄弟には悪いけど、先に逝かせてもらう。
大好きな相棒が待っているから。
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P子先生(プロフ) - ルイカさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年2月24日 22時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
ルイカ - とても、面白いです!頑張って下さいね! (2017年2月24日 19時) (レス) id: eca7e0a3d6 (このIDを非表示/違反報告)
P子先生(プロフ) - 全松girlさん» 予想ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年2月19日 23時) (レス) id: be24eeb8e5 (このIDを非表示/違反報告)
全松girl(プロフ) - 涙腺崩壊しました。実行者は、神松か悪松だと思います。 (2017年2月19日 11時) (レス) id: 423ee50578 (このIDを非表示/違反報告)
P子先生 - 神すぎる程の破壊神。さん» ですよねぇぇぇぇぇ!!w私も迷いましたぁぁ!続編もよろしくお願いします! (2017年1月15日 15時) (レス) id: 4869e6b1f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P子先生 | 作成日時:2016年12月14日 18時