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4話 ページ5

主人公side

いやマジ誰?

一松さん......ではないし

顔は一緒だけど喋り方が...

主「......あの、どちら様ですか?」

「ん?あぁ、俺おそ松!今日からここの視察委員になったからよろしく!」

主「よろしく......お願いします」

新人さんかな?

それでいつも通り書類を出して帰ろうとしたら

お「ちょっと待って!」

主「え?」

グイッ

ドアノブを開けようとした瞬間腕を引かれた

ドサッ

主「あの...この状況はなんですか?」

今の私は椅子に座っているおそ松さんの膝に乗っている状況

お「んー?べつに」

えー

いや、この体制普通に恥ずいんだけど

おそ松さんと同じ方向に座っているから顔は見てないんだけど…

初めてのことだからちょっと......

そんなことより!

私の昼休みが終わる!

一松さんは仕事の時に呼んでいたけど

この人は何故、昼休みに呼んだ!

まぁ、お昼は食べないからいいけど

ギュッ

主「!?」

なんでこの人力強めたの!?

お「ねぇ、君」

主「はい...」

お「お昼....ちゃんと食べてる?」



いきなりだな

主「えっと...どうしてですか?」

お「細いから」

それだけで!?

ていうかここで働いている人だいたい細いよ!

お「で、どうなの?」

この人新人でも一応マフィアだからなぁ

殺されないためにも嘘はつかずに

主「食べて...ません」

お「だめだよぉ?ちゃんと食べなきゃ」

主「すみません...」

なんでマフィアに説教されてるの

お「なんで食べないの?」

主「えっと...お金がかかるから......です」

お「......お金ないの?

ここで働いてるからあるんじゃないの?」

主「ほとんど......お母さんに取られてて......」

お「.........」

何も喋らないおそ松さん

主「あの...おそ松さん?」

お「よし!決めた!」

なにを!?

主「あの、おそ松さん」

お「なに?」

主「私のお昼休みが無くなるのでそろそろ......」

お「あぁゴメンね」

そう言うとおそ松さんは私を離した

タッタッタッ

ちょっと走ってドアまで行った

主「あの、失礼しました」

少し頭を下げその場をあとにしようとした

お「バイバーイ」

ペコッ

そう言われたからまた頭を下げた

お「......またね」


その声は私には届かなかった

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黒狐(プロフ) - 杏由利さん» いえいえ!とても面白いですよ!更新の量や期間は人それぞれなので無理のないペースで頑張ってください!応援してます!! (2018年4月3日 13時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
杏由利 - いえいえ ご指摘ありがとございます 最近配信できてなくてすみません (2018年4月3日 13時) (レス) id: 7883a4d5d7 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 『マフィアの組長』よりは『マフィアのボス(ドン)』とかそっちの表記の方がいいですよ。組長だったら、マフィアと言うよりは極道とかそっちなので。偉そうですみません(土下座← (2018年3月29日 2時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏由利 | 作成日時:2018年2月5日 20時

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