【ダイヤのA】バカなのは。 (ページ7)

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バカなのは　6 ページ7

結局わからなかったから取り合えず教室へ向かった

朝はいつも騒がしい教室が、今日は一段と騒がしい

「あ、Aおはよー」

『おっはよー、なに？なんかあったの？』

疑問に思い、聞いてみる

「黒板みてみなー」

『ん？』

確かに人が集まっているのは黒板の前だ

[今日は各部活の準備(帰宅部の人は第2資料室まで)]

こんなの聞いてません。

『……相変わらず先生、自由だなー』

「それな。」

ｶﾞﾗﾗﾗとドアが開いた

「A先輩！」

『あ、樹ー、1年もこれ？』

親指で黒板を指す

「そーです！これ、なんなんですかっ！？先生達もいないし！」

『あー、職員室誰もいなかった？』

「はい！」

笑いながら隣の女子と顔を見合わせる

なぜ私達が知っているかというと

去年も同じ事があったからだ。

『私達もこんなに慌ててたっけなー』

「ねー。」

「なにしみじみしてんですか！」

樹の叫びが学校に響いた、朝だった