バカなのは 32 ページ34
雨音ちゃんと別れ
バスに乗り
私は稲実へ帰ってきた
時刻は6時半……くらい
みんなご飯食べてるのかな
寮の食堂へと足を速めた
食堂に近付くにつれ、ガヤガヤと怒声のようなものが聞こえてきた
ガチャ
扉を開けると
ペットボトルが飛んできた
バン
「「「「……………………あ」」」」
ペットボトルは私の額にクリーンヒット
わぁ!すごい!じゃなくて!!
『痛いわ!!』
ベゴンとペットボトルを床に投げ付けて叫んだ
多分、私の額は真っ赤だと思う。
「A……」
「…wwwwww」
「ちょ、Awwこっち向かないで!w」
上から
哀れみの目でみてくる白河
こっちを見て笑っているカルロス
鳴も同様。
お前ら笑いすぎだ!!
「A……でこが…」
『分かってます!すっごい痛いです!!』
ふんっ!と顔を背けるとあることに気がついた
『なんで、みんなご飯食べてないの?』
「え?」
『だって、この時間なら夜ご飯の時間でしょ?
なのにみんな食べてないし食べた後なら食べた形跡は残るはずだし
食べるのが遅い人達も残ってるし』
「あー、それは…」
ガチャン!と金属製の物が落ちたような音が響いた
『……へ?』
11人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:結 | 作成日時:2016年5月5日 20時